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「ゾーン断熱とは?」メリットや注意点、実際に有効なソーン断熱をプロが解説します。

更新日2025年9月24日

 

 

1.ゾーン断熱とは

建物の断熱性能を高める理想的な方法は、建物全体を断熱材で覆うことです。しかし、特に大きな建物では、リフォーム費用が膨らんでしまうという課題があります。そこで、コストを抑えつつ快適性を向上させるための有効な手段として「ゾーン断熱」という改修方法があります。

 

ゾーン断熱の基本的な考え方

ゾーン断熱とは、建物全体ではなく、生活の中心となる特定の部屋やエリア(ゾーン)に限定して断熱改修を行う手法です。例えば、一日の大半を過ごすリビングや、就寝時に使う寝室、温度差が健康に影響しやすい浴室や脱衣所などを優先的に断熱します。

これにより、改修範囲を絞り込むことで、工事費用や材料費を大幅に削減できます。限られた予算内で、最も効果的に生活の質を高めることを目的とした、現実的で賢いリフォーム方法と言えるでしょう。

 

2.ゾーン断熱のメリットと注意点

ゾーン断熱のメリットと注意点についてまとめてみました。

メリット

  • コスト削減: 最も大きな利点は、費用を抑えられることです。建物全体を改修する場合に比べて、材料費も工事費も格段に安くなります。

  • 工期の短縮: 工事範囲が限定されるため、住みながらのリフォームもしやすく、工期も短く済みます。

  • 重点的な快適性の向上: 日常的に使用する空間の「夏の暑さ」や「冬の寒さ」を重点的に改善できるため、費用対効果を実感しやすくなります。

  • 住みながらのリフォームが可能:ゾーン断熱は、多くの場合「住みながらの工事が可能」という大きなメリットがあります。工事を行う部屋は一時的に空ける必要がありますが、他の部屋は通常通り使用できます。プロの徹底した「段取り」と「養生」により、工事中のストレスを最小限に抑えます。

注意点

  • 断熱区画の結露リスク: 断熱されたゾーンとそうでない非断熱ゾーンとの間に大きな温度差が生まれます。この温度差により、ゾーンの境界となる壁や天井の内部で結露が発生しやすくなる可能性があります。結露はカビや建材の劣化を引き起こす原因となるため、防湿・気密処理を適切に行うなど、専門家による慎重な設計と施工が不可欠です。

  • 建物全体のエネルギー効率: あくまで部分的な改修であるため、建物全体のエネルギー効率の向上効果は限定的です。家全体の光熱費を大幅に削減したい場合は、建物全体の断熱が理想となります。

ゾーン断熱は、特に予算が限られている場合や、まずは主要な生活空間の快適性を優先したい場合に非常に有効な選択肢です。ただし、その特性と注意点をよく理解し、信頼できる専門家と相談しながら計画を進めることが成功の鍵となります。

 

3.代表的なゾーン断熱を間取りで解説

モデルケース 木造2階建て 昭和60年築 3DK  

case1 1階をすべてゾーンと見立ててゾーン断熱リフォーム

理想とするゾーン断熱になります。昔は家族で暮らしていたが今は夫婦2人暮らしもしくは一人暮らしをしています。という方におすすめなのがこの形「1階をすべてゾーンと見立ててゾーン断熱」になります。ゾーン断熱のデメリットの一つに、ゾーン断熱エリアと非ゾーン断熱エリアの温度差が挙げられます。一階をゾーン断熱することにより、生活に必要な水回りはすべて一階で完結することができ、ヒートショックの原因を格段に低下させることができます。また、この間取り図をみて頂くと、キッチンと和室が遮られており、非常に使いにくくなっております。断熱技術や性能が低かった過去の間取りになっており、キッチンと和室をつなげるまた、廊下部分も部屋の面積に取り入れ広々と暮らせる間取りに変更することがゾーン断熱の次いで、逆に間取り変更のついでにゾーン断熱を取り入れる事が可能となります。

また、この間取りの注意点として、「階段」をどうするのかという問題があります。階段があることにより、冬場の温められた空気のほとんどは2階へ上がってしまいますので、階段までしっかりと対策を考える必要があります。その対策とは、気密性の高い「引戸」や断熱性能の高いアコーディオンカーテンなどです。階段にドアを設置している間取りはあまり多くないので、見過ごされていますが、対策することを忘れてはいけません。

工事内容

・1階の、全ての床・壁・天井を断熱・気密施工

・1階の、全ての窓を内窓設置、または交換

・階段室との間に、気密性の高い引き戸などを新設

・水回りリフォーム(洗面化粧台・システムキッチン・ユニットバス・トイレ)

・玄関ドア交換

  • 費用相場: 約800万円~1,200万円

※工事内容に記載していない、間取り変更の度合いや、耐震補強を同時に行うか否かで、費用は変動します。

case2 和室+キッチン(LDK)のゾーン断熱リフォーム

次に和室+キッチン(LDK)のゾーン断熱リフォームについて解説していきたいのですが、このプランでは、ヒートショックが一番起こる可能性の高い洗面所、お風呂がその範囲には入っておりません。まず、そのデメリットをご承知おきください。

このプランはこんな方におススメです。1階にいる事が多いのですが、キッチンと和室が分かれており、キッチン和室をLDKとして利用したいので間取り変更を行いたいといった、限定的なリフォームについでとして、断熱リフォームを取り入れたい方向けです。後にお風呂や脱衣所トイレのリフォームをおこなう際にゾーン断熱のエリアを拡大するのもよいと思います。

こプランのメリットは、生活で利用する部屋の断熱を優先することによって光熱費を下げることが可能になります。また、必要最低限のリフォームになるので、断熱を含むリフォームとしては非常に安価で行う事ができます。

工事内容

・和室・キッチンの床・壁・天井を断熱・気密施工

・和室・キッチンの、全ての窓を内窓設置、または交換

・気密性の高い引き戸などを設置

・水回りリフォーム(システムキッチン)任意

※間取り変更の度合いや、システムキッチンのリフォームをおこなうのか耐震補強を同時に行うか否かで、費用は変動します。

  • 費用相場: 約100万円~300万円

case3 水回りのゾーン断熱リフォーム

このプランは非常に特殊なゾーン断熱になると思います。まず、高性能な断熱を行うと家が暖かくなると思われている方も多いですが、当然熱源が必要となります。和室もしくはキッチンにはエアコンなどの熱源が存在つまり、熱源の乏しい水回り設備にゾーン断熱を行う事によってヒートショックが起こる可能性を少しでも対応しておこうというものです。

  • 費用相場: 水回りリフォーム費用+数十万円~百数万円

※水回りリフォームの箇所と費用によって変動します。

case4 和室(寝室)ゾーン断熱

このプランは和室(寝室)ゾーン断熱になります。このプランは寝室を断熱リフォームして就寝時を快適にしたい方におススメのプランになります。また、追加で、トイレの動線までを提案しています。

トイレまでの動線までをフォローすると値段が上がってしまいますが、非常に安価で行う事が可能です。

私もそうですが、エアコンが苦手だという方におススメなプランとなります。命に関係するバイタルの為にというよりも、快適に過ごしたい方向けと言ったところでしょうか。また、冬場に寝室は暖かいけど、トイレに行った際にヒートショックにならないようにと提案させて頂きました。このように間取りに合わせて、もしくわ同時に間取り変更も検討できるというのがゾーン断熱のメリットとなります。

費用としては100万円前後といった所になります。

※追加で、トイレの動線をどのように行うかによって追加費用が発生します。

case5 キッチン・和室(LDK)+浴室のゾーン断熱

最後にキッチン・和室(LDK)+浴室のゾーン断熱プランになります。ヒートショック対策の要である水回り+滞在時間の長いLDKを重点的に断熱するプラントなります。この間取りでは、この範囲を行うなら1階全体を行った方が良いのではと思われる方が多いと思われますし、私も思いますが、例えば、もう一部屋あり、その使っていない部屋は納戸として使うなどの場合は費用面です少し削ることも可能になります。

  • 費用相場: 約500万円~800万円

    • この費用には、ユニットバスや洗面化粧台、トイレといった設備機器の費用も含まれます。選択する設備のグレードによって、総額は変動します。

この章まとめ

このようにゾーン断熱と一まとめにしても沢山の方法があります。また、間取りについてやリフォーム内容も千差万別だと思いますので、まずは、水周りリフォーム館にご依頼ください。

4.ゾーン断熱の施工事例紹介

ここでは、実際に弊社で行ったゾーン断熱リフォームの施工事例を紹介しています。写真付きの事例は下記のバーナーをクリックお願いします。

 

  • 【お客様のお悩み】: コチラのA様邸は、毎年冬場の凍てつく寒さに震えながらお風呂に入っていました。

  • 【ご提案内容】: ユニットバス交換+浴室全体のゾーン

  • 断熱TOTOサザナのユニットバス交換をご希望でしたが、築年数がかなり古い在来のお風呂であったため、基礎からの工事が必要となり、また、担当の大谷から、ユニットバスだけでは断熱効果が不十分であり、寒さは続くことを説明し今回のお風呂リフォーム(ゾーン断熱リフォーム)に至りました。

  • 【費用】: 約200万円

  • 【お客様の声】: 「快適性の大幅な向上に感動しました
    リフォーム後の浴室は、冬場の寒さがすっかり解消され、本当に快適になりました。以前は入浴するたびに、浴室の冷たさに耐えながら急いでお湯に浸かる状態でしたが、今では入った瞬間から暖かく、快適に過ごせる空間になっています。特に断熱材の効果を実感しており、浴室全体がポカポカとしていて、まるでホテルのような贅沢な気分を味わっています。」

 

 

5.ゾーン断熱のポイントまとめ

最後にゾーン断熱の重要なポイントをまとめています。

ゾーン断熱の必要性 – なぜ今、ゾーン断熱なのか?
• ライフステージの変化への対応:お子様の独立や退職などで変化したライフステージと、変わらない「大きな家」との間に生じた「ズレ」が、光熱費の無駄や健康リスクの根本原因です。ゾーン断熱は、今の暮らしに家を最適化する合理的な処方箋です。
• 暮らしの無駄からの解放:使わない部屋のために家全体を暖めたり冷やしたりすることによる光熱費の無駄を解消し、精神的な重荷から解放されます。生活の中心エリアに焦点を当てることで、効率的なエネルギー消費を実現します。
• 健康リスク(ヒートショック)対策:断熱は「命を守る」ための最高の「予防医療」です。特に冬場のヒートショックのリスクを激減させ、家の中の危険な温度差を解消します。単なる快適性向上ではなく、健康寿命を延ばすための集中投資と位置付けられます。
• 経済合理性(集中投資):高騰する建築費やエネルギーコストを考慮すると、「家、丸ごと断熱」は現実的でない場合があります。ゾーン断熱は、限られた予算を、人生の9割を過ごす「バイタルゾーン」に集中投下する「最も賢明な集中投資」であり、光熱費削減と資産価値維持に繋がります。

ゾーン断熱の定義と技術的要諦

• 「入れ子構造」の思想:ゾーン断熱は、「家の中に、もう一つの家を作る」というコンセプトに基づいています。生活の中心エリアを、それ以外の空間から完全に切り離し、魔法瓶のように完璧に包み込むことで、小さな高断熱住宅を創り出します。
• 「6面+境界」の完全攻略:単なる壁や床だけの「部分断熱」では不十分です。生活の中心エリアを一つの箱と捉え、その「床・壁4面・天井」という6面を完璧に断熱・気密し、さらに非断熱部との「境界」(扉や階段室など)を制圧する、立体的で戦略的な技術です。これにより、熱の逃げ道や冷気の侵入を完全に防ぎます。
• 「気流止め」の徹底:全ての断熱工事の成否を決める「プロの絶対的な掟」であり、最も重要でありながら見過ごされがちな技術です。壁や床下を縦横無尽に走る「見えない空気の流れ(気流)」を、物理的に完全に食い止めることで、断熱材の性能を最大限に発揮させます。これを怠ると、断熱材を入れても性能は発揮されません。

ゾーン断熱は部屋の中にもう一つ部屋を作るイメージで、6面+境界つまり天井、床、壁、ドアすべてを断熱すること、見えない空気の流れ(気流)を止める事が重要になり、技術が必要なリフォームになります。壁に断熱材を入れておきますね。なんて簡単なリフォームではありません。

ゾーン断熱リフォームをおこなう際は補助金を利用を検討しよう

各リフォームの費用をご覧になり、「やはり、簡単に出せる金額ではないな」と思われたかもしれません。

しかし、ここからが、現代の断熱リフォームにおける最も重要な知識となります。

現在、国は住宅の省エネ化を国家的な最重要課題と位置づけており、過去に例を見ないほど手厚く、使いやすい補助金制度を用意しています。この制度を知っているか、知らないか。そして、使いこなせるか、使いこなせないか。それによって、お客様の実質的な負担額は、冗談ではなく数百万円単位で変わってくるのです。

私たちのような専門業者は、常にこの補助金の最新動向を把握し、お客様の負担を最小限に抑えながら最大の性能向上を実現するための最適なプランを設計しています。ここでは、500棟以上の実績で培った、そのプロの戦略の一端をお伝えいたします。

住宅省エネキャンペーン:3つの制度を使いこなす

現在、国の補助金制度の中心となっているのが「住宅省エネキャンペーン」です。これは、複数の補助金事業を一つの窓口で、しかも併用して申請できる非常に画期的な仕組みです。ゾーン断熱リフォームにおいては、主に以下の三つの制度をパズルのように組み合わせて、最大の補助額を目指します。

① 先進的窓リノベ事業:補助金の“王様”

これは、まさに補助金制度の“王様”です。ヒートショックや冬の寒さの最大原因である「窓」の断熱改修に特化しており、補助額が破格です。具体的には、高性能な内窓の設置や外窓の交換にかかる費用の実に2分の1相当、最大で200万円までが補助されます。

プロの戦略:
私たちは、ゾーン断熱の計画において、まずこの「先進的窓リノベ事業」を最大限に活用することを第一に考えます。なぜなら、窓は最も費用対効果の高い断熱リフォームであり、かつ補助率が最も高いからです。ゾーン内の窓を最高ランクの製品にしても、補助金によってお客様の実質負担はほとんど変わらない、むしろ安くなるケースさえあるのです。

② 子育てエコホーム支援事業:断熱工事の“受け皿”

この制度は、窓以外の断熱工事全般をカバーしてくれる重要な“受け皿”です。ゾーン断熱における、床、壁、天井への断熱材の施工がこの補助金の対象となります。また、高断熱浴槽や節水型トイレ、高効率給湯器といったエコ住宅設備の設置も対象となるため、水回りリフォームと組み合わせることで、さらに補助額を上乗せできます。

プロの戦略:
「先進的窓リノベ」で窓を固め、「子育てエコホーム」で床・壁・天井の断熱と設備の補助を漏れなく拾い上げる。この二段構えが基本戦略となります。

③ 給湯省エネ事業:エネルギー消費の“大ボス”を狙い撃ち

家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯器。これをエコキュートなどの高効率なものに交換する場合に、機種に応じて定額で大きな補助金が交付されます。

プロの戦略:
LDKや水回りのリフォームで給湯器の交換も視野に入れている場合、この制度を併用しない手はありません。

補助金申請を成功させる「プロの3つの掟」

しかし、これらの素晴らしい制度も、手順を一つでも間違えれば一円も受け取れなくなってしまう厳格なルールが存在します。500棟以上の申請実績を持つ、私たちプロが絶対に守る「掟」をお伝えします。

掟その一:「登録事業者」でなければ、スタートラインにすら立てない

これらの補助金は、国の事務局に「登録事業者」として認定されたリフォーム会社でなければ、申請そのものができません。業者選びの最初の段階で、「補助金の登録事業者ですか?」と確認することは絶対条件です。

掟その二:「契約」と「着工」のタイミングが、全てを決める

ここが、最も重要で間違いやすいポイントです。ルール上、お客様と「工事請負契約」を結び、その後「工事に着手」した後に、事業者が国のシステムで「予約申請」を行うという流れになります。この順番を間違えると、補助金は受けられません。経験豊富な業者であれば、この流れを熟知しており、お客様を的確にナビゲートします。

掟その三:スピードが命。予算は、早い者勝ち

国の補助金は潤沢な予算が組まれていますが、全国から申請が殺到するため、年度の後半には予算上限に達し、締め切られてしまう可能性があります。ゾーン断熱を決意されたら、できるだけ早く信頼できる業者に相談し、計画を進めることが賢明です。


断熱リフォームの費用を抑える最大の秘訣。
それは、これらの補助金制度を知り尽くした、経験豊富なプロフェッショナルをパートナーに選ぶこと。それに尽きるのです。

 

 

このページではゾーン断熱改修について更に詳しく解説しています。

 

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