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浴室リフォーム

【浴室リフォーム】冬でも暖かいお風呂へリフォーム!断熱機能に優れたユニットバスは?

冬でも暖かいお風呂へリフォーム!

更新日:2023.1.18

浴室のリフォームをされる方は「冬の寒さに負けないような断熱機能がほしい!どんなユニットバスを選べばいいんだろう?」と悩むことがあると思います。

断熱機能は毎日のバスタイムを充実させるために欠かせない要素のひとつ。

寒い時期や気温の下がりやすい地域では、ヒートショックの危険性も考えられます。

そこで今回は、浴室を温める方法やリフォームにあたっておすすめのユニットバスについてまとめました。

断熱機能が充実したユニットバスを選んでいただき、寒い時期のバスタイムを快適に過ごしてくださいね。

1.なぜお風呂・浴室の断熱が大切なの?

なぜお風呂・浴室の断熱がたいせつなの?

リフォームするにあたって「別に断熱機能はそこまで重視していない」という人もいると思います。

しかし断熱性能が十分でないとヒートショックのリスクや、結露による腐食が進む可能性が高くなります。

 

1-1.こわいヒートショックの話

浴室が寒いことの最大のリスクは「ヒートショック」です。

これはリビングなどの暖かな場所から、気温が低い浴室に入ったときに血圧が急に変動して起こります。

高齢の方には特にリスクが大きく、心筋梗塞や脳卒中に至るケースも見られるほどです。

特に冬場は寒暖差が激しいために、ヒートショックを起こして転倒したりおぼれたりして、救急搬送される人の数が増えます。

これは政府機関も注意喚起しており、厚生労働省の2020年の調査によると「交通事故よりも浴室での不慮の溺死・及び溺水が多い」と結果が出ています。

さらに2019年には約4,900人もの方が浴槽の事故でなくなっていて、10年前と比べると1.5倍増加しているそうです。

 

消費者庁ニュースリリース

参考:ニュースリリース 消費者庁

 

このように、断熱機能を搭載していない冬場の浴室は非常に危険です。

ヒートショックから自分たちの身を守るためにも、リフォームで断熱機能の有無を重視するべきといえるでしょう。

 

1-2.結露

断熱機能が十分でないと浴室内に「結露」が発生します。

結露は屋外の冷たい空気によって屋内の暖かい空気が冷えてしまい、その結果として水蒸気が付着したものです。

天井や壁、窓に付着しているのを見たことがある人は多いのではないでしょうか。

この結露は人体に直接影響を及ぼすものではありませんが、浴室内にカビが繁殖する源になったり、壁材・床材が腐食する原因になったりします。

水滴を放置するとカビが大量発生してお手入れが面倒になりますし、腐食が進むと再度リフォームが必要になるでしょう。

このような事態を招かないためにも、断熱機能がついたユニットバスを導入して外部との気温差を作らないことが大切です。

 

2.お風呂・浴室の断熱の方法

お風呂・浴室の断熱方法

ここからはリフォーム時に検討したい断熱の方法をまとめました。

一言で「断熱機能」といってもやり方は色々ありますので、どのように浴室を暖めるか決める際の参考にしてみてください。

 

2-1.タイル張りお風呂ならユニットバスへ交換

現状の浴室がタイル張りなら、リフォームでユニットバスへ交換するのもひとつの手です。

タイルは性質上どうしても冷えやすく、冬場は床がひんやりとして断熱性能は低いというデメリットがあります。

ユニットバスであれば、床暖房機能があったり浴室全体を断熱層で囲っていたりするため、タイル張りのお風呂よりも快適に過ごせるでしょう。

 

2-2.断熱材を入れる

リフォームの際は壁や床に断熱材を入れるのもおすすめです。

空気を含んだ断熱層を挟むことで、外気を伝わりにくくして浴室を暖かくキープできます。

湿気に強い断熱材を入れれば、湿気による腐食やカビの繁殖防止にもつながりますので、予算に応じて導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

2-3.窓の断熱性能を上げる

断熱性を高めるには、浴室の窓をリフォームするのも効果があります。

今ある窓に内窓をつけて2重の窓にしたり、熱の伝導率が低い素材の窓ガラスを使ったりすれば、外気が伝わりにくくなり浴室が冷たくなるのを防げるでしょう。

 

2-4.浴室換気乾燥暖房機を設置する

浴室リフォームで浴室換気乾燥暖房機を設置すると、空気が冷たくならずに暖かな状態で入浴できます。

お風呂に入る前にスイッチを押すだけで暖められるので、子どもや高齢の方でも問題なく利用できるでしょう。

さらに商品によっては洗濯物を乾かしたり、カビの繁殖を抑えたりする効果もあり、機能性も充実しています。

 

2-5.お風呂だけでなく脱衣室も断熱

ヒートショック対策を万全に行うなら、お風呂だけでなく脱衣室にも断熱機能を施しましょう。

気温差があるのは浴室だけではありませんので、服を脱ぐ場所を暖めておくとより安心です。

ユニットバスによっては脱衣所を含めて断熱構造になっているものもあるので、ぜひ検討してみてください。

 

3.ユニットバス各メーカーのおすすめ断熱機能は?

では具体的にどのユニットバスがおすすめなのか、おすすめのメーカーを見てみましょう。

主要なメーカー6社のブランドと断熱機能をまとめました。

 

3-1.TOTO

TOTO

TOTOのユニットバスは「ほっカラリ床」や「魔法びん浴槽」などの断熱機能に定評があります。

それぞれの特徴や搭載している商品を見てみましょう。

 

①ほっカラリ床

TOTO ほっカラリ床

「ほっカラリ床」は2つの層で床を暖める断熱機能です。

断熱材を使わない床と比べると、ほっカラリ床を使ったときの足の裏はまんべんなく25度前後をキープできるという調査結果があります。

また柔らかい床材を使っているので、歩くときやひざをつくときの負担が少ないことも特徴のひとつです。

 

ほっカラリ床は以下の商品に搭載可能です。

●シンラ(マンションリモデル向け)
サザナ
●マンションリモデルバスルーム(WYシリーズ)

 

②魔法びん浴槽

TOTO 魔法瓶浴槽

「魔法びん浴槽」は、浴槽の外側に断熱材と断熱防水パンを使った構造の浴槽です。

お湯をはってから4時間たってもお湯の温度が2.5度以内におさまり、時間が経過したあとでも暖かな状態で入浴できます。

 

魔法びん浴槽は以下の商品で導入できます。

●シンラ(戸建て、マンションリモデル向け)
●サザナ
●マンションリモデルバスルーム(WY、WB、WTシリーズ)

 

③断熱材パック

TOTO 断熱材パック

「断熱材パック」は天井から壁、床を丸ごと断熱材でカバーする機能です。

浴槽には防水パンが標準搭載され、排水トラップも断熱カバーに包まれています。

全体を断熱材で包むことで浴室の温度低下を防ぎ、従来の商品と比べると3度も気温が変わるという結果が出ています。

 

断熱材パックは以下の商品で導入できます。

●シンラ(戸建て・マンションリモデル向け)

 

④三乾王

TOTO 三乾王

「三乾王(さんかんおう)」はTOTOが展開している浴室換気乾燥暖房機です。

浴室や洗面室の寒さを抑えて、湿気を取り除く効果があります。

また入浴時以外にも衣類の乾燥機として使える、利便性の高い設備です。

住宅や浴室の形態によって取り付けられるタイプが異なるので、マンション向け・戸建て向けなどご自宅にあったものを確認してみてください。

TOTOのユニットバスシリーズでは「浴室・洗面所あたたか快適セット」の中に含まれています。

●サザナ
●シンラ(マンションリモデル向け)
●マンションリモデルバスルーム(WYシリーズ・オプション)

 

3-2.LIXIL

LIXIL 

LIXILのユニットバスにも「サーモバスS」や「天井壁床まるごと保温」といった断熱機能があります。

それぞれの特徴をご紹介します。

 

①サーモバスS

LIXIL サーモバス

「サーモバスS」は2つの層で浴槽を暖めて、さらに省エネ効果が期待できる機能です。

お風呂を入れてから数時間経っても温度の変化が少なく、家族の中で最後に入浴しても暖かな状態をキープします。

 

サーモバスSは以下の商品に搭載可能です。

●スパージュ(戸建て、マンション向け)
●アライズ
●ソレオ

 

②天井壁床まるごと保温

LIXIL 天井壁床まるごと保温

「天井壁床まるごと保温」は、浴室全体を保温材で包んだ構造がポイントです。

セラミックパネルやLパネル、樹脂発泡シートなどをふんだんに使用しており、シャワーを使った前後の温度差が3度以内におさまったとの測定結果もあります。

 

天井壁床まるごと保温は以下の商品に搭載可能です。

●スパージュ(戸建て、マンション向け)
●リノビオ
●ソレオ

 

③インプラス(内窓)

LIXIL インプラス

インプラスは浴室を冷気から守る内窓設備です。

断熱効果を施した材質を使用し、窓から入ってくる寒さを防いで暖かさを保ちます。

急に温度が低下しないため、ヒートショック対策としても効果的です。

またプライベートを守るくもり仕様など、細部にこだわっているのでバスタイムをより快適に楽しめるでしょう。

 

 

3-3.パナソニック

パナソニック

パナソニックのユニットバスには「保温浴槽」「天井壁床断熱」などの機能が搭載されています。

各機能の特徴についてまとめました。

 

①保温浴槽

パナソニック 保温浴槽

「保温浴槽」は浴槽、風呂フタどちらにも断熱材を使用して保温性を高めた機能です。

断熱材には発泡ポリエスチレンが使われており、暖かさを保つだけでなく光熱費の削減にも役立ちます。

 

保温浴槽は以下の商品で導入可能です。

●Lクラスバスルーム(戸建て、マンション)
●リフォムス(戸建て、マンション)
●オフローラ
●MR

 

②床・壁・天井断熱

パナソニック 床壁天井断熱

「床・壁・天井断熱」は気密性の高いパッキンを使用して浴室全体の熱を逃がしにくくする機能です。

断熱材の厚みは10~20㎜ほどで、分厚い層を作ることで熱気が外に逃げるのを防ぎます。

また床材には床暖房ヒーターが使われているので、冬場でも足元を暖かくキープすることが可能です。

 

床・壁・天井断熱は以下の商品で導入可能です。

●Lクラスバスルーム(戸建て、マンション)
●リフォムス(戸建て、マンション)
●オフローラ
●MR

 

③床暖房

パナソニック 床暖房

「床暖房」は、入浴前にスイッチを入れるだけで簡単に床が暖まり、浴室に入った一歩目から足元を暖められる機能です。

電気代を使いすぎない仕様に力を入れており、年間の電気代は320円ほどで済むという実験結果が出ています。

 

床暖房は以下の商品で導入できます。

●Lクラスバスルーム(戸建て)
●リフォムス(戸建て)
●オフローラ

 

3-4.トクラス

トクラス

トクラスのユニットバスには「浴室浴槽まるごと断熱」「ミスト温風」といった断熱機能が搭載されています。

それぞれの特徴を見てみましょう。

 

①浴室浴槽まるごと断熱

トクラス 浴室浴槽まるごと断熱

「浴室浴槽まるごと断熱」は、浴室と浴槽の周囲を断熱材で覆って保温性を上げる機能です。

 

追い炊き回数が減ることで光熱費の負担減につながり、入浴する人にとっても家庭にとってもメリットがあります。

 

浴室浴槽まるごと断熱は以下の商品で導入可能です。

●エブリィ
●ユーノ

 

②ミスト温風

トクラス ミスト温風

カウンター下から暖かなミストを噴出して、浴室全体を暖める「ミスト温風」。

下からミストが上にあがっていくため浴室全体が暖まりやすく、5分程度で全体がぽかぽかしてきます。

ミスト状の水分を含んだ霧が出てきて、ミストサウナにいるような時間を楽しめます。

 

ミスト温風は以下の商品に搭載されています。

●ユーノ

 

 

3-5.タカラスタンダード

タカラスタンダード

タカラスタンダードでは「パーフェクト保温」「ガス温水式床暖房」などの機能を搭載しています。

それぞれ詳しく見てみましょう。

 

①パーフェクト保温

タカラスタンダード パーフェクト保温

「パーフェクト保温」は分厚い保温材で浴室を包んだ防備機能です。

床の保温材にはお湯をかけると暖かくなる「磁器タイル」を使っており、お湯を流すたびに足元がぽかぽかします。

ほとんどの機能が標準装備となっているため、オプションで追加する項目が少なく人気があるそうです。

 

パーフェクト保温は以下の商品に搭載できます。

●ミーナ
●レラージュ
●エメロード
●伸びの美浴室
●広ろ美ろ浴室

 

②ガス温水式床暖房

タカラスタンダード ガス温水式床暖房

「ガス温水式床暖房」は、入浴前にスイッチを押すと17分ほどで床を暖める機能です。

リビングとの気温差が出る季節には、事前にスイッチを押せば自動で保温が始まります。

ONタイマーも付いているので、あらかじめセットしておけば直前になって寒い思いをすることもありません。

 

ガス温水式床暖房は以下の商品に搭載可能です。

●プレデンシア
●レラージュ

 

 

3-6.クリナップ

クリナップ

クリナップは断熱機能の高さが人気を集めているユニットバスメーカーです。

具体的には「床夏シャワー」や「浴室まるごと保温」といった機能があります。

 

①床夏シャワー

クリナップ 床夏シャワー

「床夏シャワー」は、スイッチを押すとシャワーが噴出し、約1分間で床の温度を25度まで暖められる機能です。

わずか1分で床がぽかぽかになり、事前にタイマーやスイッチをセットする必要がないのは便利な点です。

さらに温度の上昇時間が短いため光熱費の削減になり、家計の負担になることがありません。

 

床夏シャワーは以下の商品に搭載できます。

●アクリアバス

 

②浴室まるごと保温

クリナップ 浴室まるごと保温

「浴室まるごと保温」は、壁・床・天井を保温材で包み込み、気温の変化を最小限に抑える機能です。

サンドイッチ天井、サンドイッチパネルの他に保温材を使った床材とエプロンが起用されており、熱を逃がさない構造になっています。

保温材がない従来品と比較すると約10度の気温差があり、冬場でも寒い思いをせずに快適に入浴できるでしょう。

 

浴室まるごと保温は以下の商品に搭載できます。

●アクリアバス
●ユアシス

 

4.まとめ

まとめ

各メーカーの断熱機能を表にまとめました。

メーカー 浴室全体 浴槽 暖房
TOTO 断熱材パック ほっカラリ床 魔法びん浴槽   三乾王
LIXIL 天井壁床まるごと保温   サーモバスS インプラス(内窓)  
パナソニック 床・壁・天井断熱   保温浴槽   床暖房
トクラス 浴室浴槽まるごと断熱 ミスト温風      
タカラスタンダード パーフェクト保温       ガス温水式床暖房
クリナップ 浴室まるごと保温 床夏シャワー      

今回は浴室リフォームにあたって重要視したい断熱機能の詳細と、おすすめのメーカーの設備を解説しました。

体の健康を守り、快適に入浴するために断熱機能は多いに役立ちます。

それぞれのメーカーの機能を見ていただき、ご自宅の浴室に合わせたユニットバスを選んでくださいね。

まずは無料でメール相談

 

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<著者情報>

大谷 正浩

大谷正浩
ハイウィル株式会社 本部長
1961年生まれ 東京都北区出身

 

大学卒業後、原宿のレディスアパレルメーカーに就職。3年目で営業売上げNo.1を獲得。
他業種での営業力を試してみたくなり、東京ガスの関連会社へ転職。建設業界でのキャリアが始まる。
建築を基本から学び、当時の上司の励ましもあり温水暖房システムTESの販売台数において、東京ガス本社営業部長賞を受賞。

その後システムキッチンの専門会社の社長より誘いを受け、初の水まわり業界へ。
システムキッチンの会社で10年の経験ののち、インテリアリフォーム会社の社長からの誘いがあり、リフォームインテリア業界へ。

2003年、ハイウィル株式会社四代目代表である稲葉と出会い、当時稲葉が設立したばかりの株式会社リブウェルに入社。
得意な水周りリフォームと木造リノベーションを担当。
現在はハイウィル株式会社にて性能向上に特化した、日本初の木造フルリノベーション&リノベーションメディア「増改築.com®︎」にて、水周り住宅設備機器や内装仕様の提案を日々行いながら、全国水まわりリフォームサービス「水周りリフォーム館」において、館長として運営を担当。全国の加盟店と共に水周りリフォームの提案、施工管理業務に従事している。
水周りリフォーム館館長として、テレビ朝日、FM東京での出演経験あり。

趣味は、モータースポーツ観戦(元A級ライセンス、40年間無事故)とハードロック鑑賞。仕事に息詰まったら、XJAPNを聞いて気合をいれている。

 

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