CLOSE

まずはメールで相談

電話で詳しく0120-246-991

ショールーム見学予約はこちら

無料現場調査のお申し込みはこちら

お役立ちコラムその他リフォーム

築古戸建ての耐震リノベーションで失敗しないために ― 等級3相当の耐震性能と工事期間・仮住まいのリアル

築古戸建ての耐震リノベーションで失敗しないために ― 等級3相当の耐震性能と工事期間・仮住まいのリアルのイメージ画像

 

【この記事の結論:30秒でわかる要点】

  • 耐震性能:現在の建築基準法(等級1)の1.5倍(等級3相当)を目指すべき
  • 工事期間:設計〜引渡しまで約半年が目安
  • 居住の可否:フルスケルトン工事では「仮住まい」が必須

 

1. はじめに:地震が来るたびに「この家、大丈夫かな」と感じていませんか?

老朽化した木造住宅の前で、地震への不安な表情を浮かべる高齢の夫婦。

築30年、40年と経った戸建てにお住まいの方の多くが、こんな不安を抱えています。

  • 次に大きな地震が来たら、この家は耐えられるんだろうか…
  • 壁にヒビがあるけれど、これって危険サイン?
  • 建て替えまでは予算的に難しいけど、できるだけ安全にしておきたい
  • 老後を考えると、今のうちに安心できる住まいにしておきたい

さらに、

  • 耐震工事って本当に効果があるの?
  • 工事中はどこで暮らせばいいの?
  • 悪徳業者に高いお金だけ取られてしまわないか…

といった不安から、興味はあっても一歩踏み出せずにいる方も少なくありません。

この記事では、東京23区の築古戸建てを対象に、フルスケルトンの性能向上リノベーションを行っている工務店としての“本音”をお伝えします。

以下のような内容を、専門家目線で分かりやすく解説します。

  • 耐震リノベーションでどれくらい家が強くなるのか
  • 実際の工事期間・全体スケジュール
  • 「住みながら工事」は可能なのか?仮住まいは必要?

2. 耐震リノベーションで家はどれくらい強くなるのか?

木造住宅の構造躯体写真に重ねられた、耐震等級1(現行法)、等級2(1.25倍)、等級3(1.5倍・目標)の強さを比較する図解。

2-1. 「今の建築基準法」を1.0としたときの目標値

耐震性能を語るとき、よく使われるのが

  • 構造計算上の指標(Is値など)
  • 耐震等級

といったものです。

ここでは専門用語をかみ砕いて、 「今の建築基準法ギリギリを1.0としたとき、どこまで引き上げるのか?」 という考え方でお話します。

私たちがご提案している「性能向上リノベーション」では、

現行の建築基準法レベルを「1.0」とした場合、約1.5倍程度の耐震性能(= 耐震等級3相当)を目標としています。

2-2. 「耐震等級3相当」とはどういうイメージか

ざっくりとしたイメージですが、

  • 耐震等級1
    現行の建築基準法を満たす最低ライン。
  • 耐震等級2
    等級1の1.25倍程度の強さ。
  • 耐震等級3
    等級1の1.5倍程度の強さ。防災拠点となる建物などもこのレベル。

つまり、 「今の基準を満たすだけ」ではなく、「さらに1.5倍の耐震力を持たせる」 というのが、私たちの性能向上リノベーションの考え方です。

2-3. 築古戸建てで等級3相当を目指す意味

築40年、50年と経った木造戸建ての多くは、

  • そもそも建てられた当時の耐震基準が今より甘い
  • 経年劣化やシロアリ被害で、図面上の強さより弱くなっている

といったリスクを抱えています。

そこに「現行基準ギリギリまで」引き上げるだけでは、 今後の大地震に対して十分とは言い切れません。

だからこそ私たちは、

「どうせお金をかけて一度家を裸にするなら、『今の基準ギリギリ』ではなく『その先』まで上げましょう」

というスタンスで、耐震等級3相当を目標に設計・施工を行っています。

3. フルスケルトンの耐震リノベーションとは?

内装がすべて撤去され、柱と梁の骨組みがあらわになったフルスケルトンリノベーションの工事現場写真。

3-1. 「フルスケルトン」にする理由

よくお問い合わせでいただくのが、

「部分的に壁を補強するだけではダメなんですか?」

という質問です。

結論から言うと、状況によっては部分補強で改善できるケースもあります。
ただし、築古戸建てに関しては、フルスケルトンをおすすめする理由がいくつかあります。

  • 構造体(柱・梁・土台)の状態をすべて目視で確認できる
  • シロアリや腐朽による劣化部分を一つ残らず補修できる
  • 耐力壁の配置バランスを1階・2階を通してしっかり計画できる
  • 断熱性能・耐震性能・間取り変更を一体で計画できる

特に「見えない部分」の劣化は、家の強さに直結します。
表面だけ補強しても、土台や柱が傷んでいれば本当の意味で“強い家”にはなりません。

そのため、私たちは

「本気で家の寿命を伸ばし、安心して暮らせる家にしたい」

という方には、フルスケルトンでの性能向上リノベーションをご提案しています。

3-2. フルスケルトン耐震リノベの流れ

フルスケルトンとは、ざっくり言えば

「屋根と主要な構造体を残し、それ以外を一度まっさらな状態にする」 イメージです。

大まかな流れは以下のようになります。

  1. 現地調査・ヒアリング
  2. 構造診断・耐震診断
  3. 基本設計(間取り・性能・予算の方向性のすり合わせ)
  4. 実施設計(構造計算・詳細図面作成)
  5. 解体・フルスケルトン
  6. 構造補強工事(耐力壁、金物、基礎補強など)
  7. 断熱工事・設備工事
  8. 内装工事・仕上げ
  9. 完成・お引き渡し

4. 工事期間はどれくらい?全体で「半年」前後が目安

工事現場の事務所のデスク。ヘルメットや図面があり、壁には詳細な工事工程表とカレンダーが掲示されている。

4-1. 設計〜工事完了までのスケジュール感

実際にお客様からのご相談で一番多いのが、

「どれくらいの期間、家を空けないといけないのか」

というご質問です。

私たちがフルスケルトンで耐震・断熱を含めた性能向上リノベーションを行う場合の目安としては、

  • 設計期間(現地調査・診断〜実施設計):1〜2ヶ月程度
  • 工事期間(解体〜お引き渡し):約4ヶ月〜最長で6ヶ月程度

トータルで見ると、 ご相談〜お引き渡しまで「約半年」前後を見ていただくことが多いです。

もちろん、

  • 建物の大きさ
  • 劣化状況
  • 間取り変更の規模
  • 追加のご要望(収納、設備、インテリアなど)

によって工期は前後しますが、 「設計も含めて半年くらい」をひとつの目安としてお考えください。

4-2. なぜそんなに時間がかかるのか?

「半年」と聞くと、少し長く感じるかもしれません。
しかし、耐震リノベーションの場合、“急いでやる”ことの方がリスクです。

  • 構造計算や補強計画を丁寧に行う必要がある
  • 解体して初めて見つかる劣化部分への対応が必要になる
  • 同時に断熱や設備も見直すことで、将来の光熱費やメンテナンスを軽減できる

など、しっかり時間をかけることで、 「やって良かった」と心から思えるリノベーションになります。

5. 「住みながら工事」はできる? → フルスケルトンでは基本的に難しいです

ブルーシートで覆われ、埃が舞い、床に廃材が散乱している解体工事中の部屋。住みながらの工事が困難な様子。

5-1. 部分リフォームとの大きな違い

水回りの交換や内装の張り替えなど、 部分的なリフォームであれば「住みながら工事」が可能な場合も多くあります。

しかし、今回のように

  • 耐震性能を根本から見直す
  • フルスケルトンにして構造からやり直す
  • 断熱・設備も含めて“家全体”を性能向上させる

という工事では、

安全面・工期・品質の観点から、住みながらの工事は基本的におすすめできません。

5-2. フルスケルトンで住めない主な理由

  1. 家の中が「ほぼ屋外状態」になる期間がある
    壁や床をすべて撤去するため、雨風・埃・騒音の面でも生活は困難です。
  2. 構造体があらわになるタイミングは非常にデリケート
    工事中の安全確保が重要で、お住まいの方が出入りすること自体が危険になる場合もあります。
  3. 工事効率が極端に下がり、工期も延びてしまう
    「今日はここで寝るから、この部屋は触れないで」などの制約があると、 補強計画通りに工事が進められなくなります。

このような理由から、 フルスケルトンの性能向上リノベーションでは、原則として仮住まいをお願いしています。

もちろん、具体的な工事内容や建物の状況によっては、 一部住みながらで対応できるケースもゼロではありません。
その場合は、現地調査の上で、メリット・デメリットを率直にお伝えした上で検討します。

6. 仮住まいはどうする?現実的な選択肢と考え方

引っ越し荷物の段ボールが積まれた部屋(左)と、整理された仮住まい用のマンションの部屋(右)の比較写真。

 

6-1. よくある仮住まいのパターン

フルスケルトンリノベーションのお客様の多くは、 以下のような形で仮住まいをされています。

  • 賃貸マンション・アパートを一時的に借りる
  • ご両親やご親族の家に同居させてもらう
  • 近くのマンスリーマンションを活用する

立地やご家族構成にもよりますが、 工事期間4〜6ヶ月の間、生活のしやすさを優先して選ぶ方が多いです。

6-2. 仮住まい費用も含めて「総予算」を考える

耐震・断熱を含む性能向上リノベーションは、 どうしても2,000万円前後以上のご予算となるケースが多くなります。

そこに加えて、

  • 仮住まい家賃
  • 引っ越し費用(2回分)

なども発生します。

私たちは、最初のご相談の段階で、

「工事費用 ◯◯円前後 + 仮住まい・引っ越し費用 ◯◯円前後で、トータルでこのぐらいのご負担になります」

といった形で、できるだけ“全部込み”での概算をお伝えするようにしています。

7. 「本当にやる意味あるの?」という不安への答え

耐震リノベーションが完了した、明るく開放的なリビングダイニング。古い梁がデザインとして活かされている。

7-1. 耐震リノベの価値は「安心して住み続けられる期間」

ここまでお読みいただき、

「半年も家を空けて、仮住まいまでして…そこまでやる価値があるの?」

と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。

私たちが耐震リノベーションをご提案する一番の理由は、

「地震が来るたびにビクビクしながら暮らすのか」「ある程度の安心感を持って暮らせるのか」

という、精神的な安心感の差です。

また、構造体や断熱・設備を一度に見直すことで、

  • 将来の大規模な修繕の頻度を減らせる
  • 光熱費を抑えられる
  • 調湿や断熱性能が上がり、体にも優しい住環境になる

といったメリットも期待できます。

7-2. 「建て替え」と「リノベ」、どちらがいいか?

築古戸建ての方の中には、

「この際、建て替えにした方がいいのかな?」

と迷われる方も多くいらっしゃいます。

一般的に、

  • 建て替え
    ・構造・間取り・設備をすべて新築として計画できる
    ・ただし解体から新築までのトータルコストが、リノベより高くなりやすい
    ・建蔽率や容積率・斜線制限などの影響を、現行法で改めて受ける
  • 性能向上リノベーション
    ・既存の構造を活かしつつ、耐震等級3相当まで性能アップを図れる
    ・既存不適格など、敷地条件によっては「建て替えより有利」なケースも
    ・愛着のある家の記憶を残しつつ、性能だけ現代レベルに引き上げられる
比較項目 建て替え 性能向上リノベーション
自由度 すべて自由に設計可能 既存の構造・形状に一部制約あり
法規制 現行法が適用(セットバック等で狭くなる可能性あり) 既存不適格でも今の広さを維持しやすい
コスト 解体+新築費で高額になりやすい 建て替えの約70〜80%程度に抑えられる傾向
耐震性 最高等級を取得しやすい 補強により新築同等(等級3相当)まで向上可能

「どちらが絶対に正しい」という答えはありません。

だからこそ私たちは、 最初のご相談で「建て替え・リノベの両方の可能性」を一緒に整理し、
立地・ご予算・家族構成・将来の暮らし方を踏まえて、 最適な選択肢をご提案するようにしています。

8. 実際のお客様からのご質問と、プロとしての本音

建築の専門家が、笑顔で顧客夫婦に図面を見せながら説明しているリノベーションの打ち合わせ風景。

ここまでの内容は、実際にいただくご相談を元にしています。
改めて、よくあるご質問と、それに対する私たちの“本音の回答”をまとめます。

Q1. 耐震工事で、本当に家は強くなりますか?

A. はい。計算と施工をきちんと行えば、明確に性能は上がります。
 私たちの性能向上リノベーションでは、
 「今の建築基準法を1.0としたとき、約1.5倍=耐震等級3相当」
 を目標に設計・施工を行っています。

Q2. 工事期間はどのくらい見ておけばいいですか?

A. 設計も含めて、全体で“約半年”前後を目安にしてください。
 工事期間だけで言えば、4〜6ヶ月程度が多いです。
 建物の規模や劣化状況によって前後しますので、
 現地調査の上で、より具体的なスケジュールをご提示します。

Q3. 住みながら工事はできますか?

A. フルスケルトンでの性能向上リノベーションでは、基本的に難しいです。
 部分的なリフォームであれば可能な場合もありますが、
 耐震・断熱を含めた大規模なリノベーションでは仮住まいをお願いしています。

Q4. 予算はどのくらいかかりますか?

A. 建物の大きさやご希望内容によって大きく変わりますが、
 耐震+断熱+間取り変更を含むフルスケルトンリノベーションの場合、2,000万円前後〜がひとつの目安になります。
 初回相談時に、概算の費用感と優先順位の整理を一緒に行います。

9. まとめ:一度きりの大きな決断だからこそ、「納得してから」進めてください

代替テキスト: 夕暮れ時、リノベーションされた一軒家の窓から温かい光が漏れている、安心感のある外観写真。

耐震リノベーションは、決して安い買い物ではありません。
工事期間も決して短くはありませんし、仮住まいという負担もあります。

だからこそ私たちは、 「不安なまま、勢いだけで契約してほしくない」と考えています。

  • 本当にこの家に、お金をかける価値はあるのか
  • 建て替えとリノベ、どちらが自分たちの人生に合っているのか
  • 子どもたちの代まで、この家を残したいのか

こうしたことを一緒に整理しながら、
性能・費用・スケジュールを“見える化”することが、私たちの役割だと思っています。

10. まずは「この家、大丈夫?」という不安を、プロにぶつけてみてください

築古戸建て耐震リノベーションのビフォーアフターを示すサムネイル。左は地震に不安な老朽住宅、右は耐震等級3相当で安心なリノベーション後の住宅と笑顔の家族。タイトルは「築古戸建て耐震リノベーションで失敗しないために」。

もしあなたが今、

  • 築30年以上の戸建てにお住まいで、地震に不安がある
  • 中古の築古戸建てを購入してリノベーションを検討している
  • 「耐震」「断熱」「間取りの不便さ」を一度に解決したい

とお考えであれば、まずは現地調査と簡易診断から始めてみませんか?

私たちがお手伝いできること

  • 現地での劣化状況・構造の確認
  • 耐震性能の簡易診断(必要に応じて詳細診断)
  • 建て替えと性能向上リノベ、それぞれのメリット・デメリット整理
  • おおよその予算帯と工期の目安のご提示

「相談したら絶対に工事しなきゃいけない」 ということは一切ありません。

“この家に、これだけの手をかければ、これくらい安心して住み続けられるようになる”
そのイメージを持っていただくことが、最初の一歩だと考えています。

✅ 行動のご提案

  • 「うちの家でも、耐震等級3相当を目指せるの?」
  • 「工事期間中、どのくらい仮住まいが必要になりそう?」
  • 「概算でもいいので、予算感を知りたい」

こうした疑問がひとつでもあれば、 お気軽にお問い合わせフォームやお電話からご相談ください。

大事なご家族を守る「住まいの安全」を、一度、プロと一緒に真剣に考えてみませんか?

 

おわりに:刈田からのメッセージ

水周りリフォーム館 刈田

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今回の築古戸建ての耐震リノベーションで失敗しないために ― 等級3相当の耐震性能と工事期間・仮住まいのリアルはいかがでしたでしょうか。

このようなリフォームから「キッチンリフォームだけ考えていたけど、この際に窓も変えようかな?」というご相談も大歓迎です。
あなたの家の図面と、今の暮らしの悩みをお持ちいただければ、最適な補助金活用プランを無料でシミュレーションいたします。

【記事監修】ハイウィル株式会社 建築士チーム

「弊社は一級建築士・二級施工管理技士が多数在籍し、『ゾーン断熱』を含む住宅性能向上のプロフェッショナルです。この記事は、宅地建物取引士の視点に加え、建築施工の専門家の知見に基づき監修しています。」

無料見積もり・お問い合わせはこちら

ゾーン断熱で快適な住まいへ

 

 

お問い合わせ CONTACT

最新記事NEW ENTRY

NEWヒートショック対策 浴室リフォーム【断熱のプロが教える命を守る5つの工事】

この記事でわかること ヒートショックの本当の怖さ——交通事故の約3倍の死亡者数 「浴室が……

NEW子育て世帯向けキッチンリフォーム【安全設計のプロが教える7つのポイント】

この記事でわかること 子育て世帯のキッチンリフォームで絶対に押さえるべき安全設計7つのポイン……

NEWサザナでお風呂リフォーム【TOTO最新価格・グレード比較】

この記事でわかること TOTOサザナの全5グレード(P・T・S・N・Fタイプ)の違いと選び方……

最新記事一覧を見る

人気記事POPULAR POSTS

全国各地のイベント情報

2025年12月26日 本部

年末年始休業のお知らせ 2025年

2025年6月4日 本部

【新登場!】水周りリフォーム館の公式YouTubeチャンネルがオープンしました!

2025年1月21日 本部

水周りリフォーム館 第16期加盟店募集開始

イベント情報一覧を見る