トイレリフォームはどこに頼む?依頼先や費用を抑えるコツを紹介!
更新日:2023.1.17
トイレのリフォームを検討中の方は「どこに依頼したらいいの?」と悩むことがあるのではないでしょうか。
依頼先はリフォーム会社や工務店、家電量販店と豊富にあり、それぞれの違いについて知っている方は少ないかと思います。
費用も時間もかかるので、できるだけ自分にとってメリットの大きいところを選びたいですよね。
そこで今回は、トイレリフォームの主な依頼先や優良な業者を見極めるコツについてまとめました。
依頼先が決まっていない方は、本記事を参考に理想のリフォームを叶えてくれるところを見つけてくださいね。
1.トイレリフォームの依頼先一覧
まずは、トイレリフォームの主な依頼先を5つご紹介します。
それぞれが得意としている施工内容やメリット、デメリットをまとめましたので、どこに依頼するか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
1-1.リフォーム業者
リフォーム専門の業者は、トイレ単体の交換よりも水まわり設備全体の入れ替えや間取りの変更など中規模の工事が得意なところが多いです。
トイレにおいては、便器の交換や壁・床の張り替えなどフルリフォームに長けています。
内装工事を含めてトイレ空間一体を新しくしたい場合は、リフォーム業者へ依頼するとスムーズに進むでしょう。
なお、業者ごとに得意としている商品や施工が異なるため、あらかじめホームページなどで施工事例を確認しておくことが大切です。
1-2.工務店
工務店とは地域密着型の建築会社のことを指します。
地域内の評価を重視している分、丁寧で親身な対応をしてもらえるところが工務店のメリットです。
また、相談から完成まで一貫して引き受けるところが多く、打ち合わせをする人や実際に施工する人が同じであるケースがほとんど。
そのため、信頼関係を築きやすく、要望がストレートに反映されやすい特徴があります。
ただし「最新設備の導入が難しい」「選べる商品が限られている」等のデメリットがあるため、事前に取り扱っている製品を確認すると安心です。
1-3.家電量販店やホームセンター
ここ最近、リフォームを受け付けている家電量販店やホームセンターが見られるようになりました。
店舗で商品が展示されていることが多いため、事前にどんなデザインなのかを実際に確認できる強みがあります。
内装工事を含んだトータルリフォームよりも、購入した商品の簡単な取り付けを依頼するのにおすすめです。
また、家電量販店やホームセンターの場合、施工は下請け業者に依頼するのが一般的。
打ち合わせの段階では、どのような人が作業するのか把握しづらいデメリットがあります。
1-4.水道修理業者
水道修理業者は水道の詰まりや水漏れなどの突発的なトラブルの解消をすることがメインですが、リフォーム工事の依頼も可能です。
急な修理の場合は、現場で見積をして即時に実施するかの判断を要するケースが多いでしょう。
ただしリフォーム業者や工務店と比較すると、水道修理業者のトイレリフォームの実績は多くはありません。
ホームページに記載されている施工事例を参考にして、希望のリフォームができるかどうか確認する必要があります。
1-5.一括比較サイト
一括比較サイトとは、必要情報を登録するだけで、複数社から見積書を受け取って比較できるサービスです。
一括比較サイトを窓口とするため、相見積をする際も直接1社ずつリフォーム会社に問い合わせる手間がありません。
効率的にリフォームを進めたい方には最適なサービスといえるでしょう。
ただし、何社か絞ったあとには、再度リフォーム会社と個別に打ち合わせや正確な見積依頼をする必要はあります。
また、依頼後は複数の業者から連絡が来て、対応が面倒に感じる場合があるでしょう。
2.トイレリフォームの内容
ここでは、トイレリフォームの施工内容についてまとめました。
おおよその費用相場もあわせてご紹介します。
施工内容 | 費用相場 |
フルリフォーム(便器交換・内装工事) | 15~30万円 |
便器交換(和式→洋式) | 15~30万円 |
便器交換(様式→洋式) | 5~20万円 |
タンク付きトイレからタンクレストイレへのリフォーム | 15~30万円 |
便座交換・温水洗浄便座の取り付け | 20万円 |
壁紙の張り替え | 2.5~4.5万円 |
床材の張り替え | 1~6万円 |
手すりの設置 | 2~5万円 |
トイレの移動 | 30~60万円 |
トイレの新設 | 30~100万円 |
壁紙と床材の張り替えや手すりの設置は比較的安価です。
トイレリフォームのなかでも高額な便器や便座の交換の場合、本体の価格によって金額は変動します。
洗浄やフタの開閉を自動で行う機能性の高い商品や、タンクレスタイプのトイレを選ぶと費用は高くなるでしょう。
予算内でリフォームするためには、金額をかけたい箇所と費用を抑えたい部分を明確にすることが大切です。
3.優良な業者を見極めるコツ
理想のトイレリフォームを実現するために業者選びは重要です。
信頼できるスタッフに対応してもらえるのか、また費用を詳しく開示しているのかなど、業者を見極めるコツをお伝えします。
3-1.自社でリフォームを行っているか
リフォームを受け付けている会社の中には、工事を下請け業者に任せるところもあります。
打ち合わせをする会社と実際に施工する会社が異なると、施工主の希望が正しく伝わらないリスクが考えられます。
いざ工事が始まって「打ち合わせした内容と異なる」となるのは避けたいですよね。
相談から施工、アフターフォローと一貫して担当するリフォーム業者の方が、信頼関係が築きやすく要望がストレートに伝わりやすいでしょう。
3-2.建設業許可や資格をもっているか
信頼できる業者かどうかを判断するために、あらかじめ「建設業許可を獲得しているか」を確認しましょう。
建設業許可とは、500万円以上の工事を請け負う場合に必要な許可です。
工事分野において一定以上の技術能力があると認めてもらった場合に得られます。
トイレリフォームであれば許認可がなくても施工できますが、獲得している業者の方が技術面において信頼できるのは言うまでもありません。
また、建設業許可の他にも「給水装置工事主任技術者」などの有資格者がいるかどうかもチェックすると安心です。
3-3.工事費用や商品費用を開示しているか
リフォーム業者の中でも、ホームページやパンフレットに工事費用・商品費用を開示しているところは信頼できます。
依頼する前におおよその費用を把握できるうえに、見積書の内訳がわかりやすく、金額におけるトラブルは避けやすいからです。
業者の中には「一式」と記載して詳細がわかりづらい見積を提示するところもあります。
「ふたを開けてみたら思っていたよりも高額だった」とならないためにも、費用をわかりやすく開示している業者がおすすめです。
3-4.口コミやレビューがよいか
実際に依頼した方の口コミやレビューがよいかをチェックするのも、優良な業者を見極めるコツのひとつです。
業者のホームページを見て費用や施工事例が確認できても、スタッフの対応の良し悪しまでは完全にわかりません。
また、相談から完成までスムーズに進むのかどうかも、実際に依頼してみないと把握できない点です。
そこで、口コミやレビューを参考にすると、ホームページではわからない「リアルな声」を知ることができます。
あまりにも悪い評価が多い業者には依頼しないほうが賢明ですが、評価するポイントは人それぞれなので参考程度にチェックしましょう。
4.トイレリフォーム費用の抑え方
ここでは、トイレリフォームの費用を抑える方法をお伝えします。
どれも試しやすい方法なので、お得にトイレをリフォームしたいのならぜひ参考にしてください。
4-1.補助金を活用する
まずは、国や地方自治体の補助金、介護保険が活用できないか確認してみましょう。
たとえば、節水型トイレへ交換したり手すりを設置したりすると、補助金制度の対象になる可能性があります。
制度ごとに期間や詳しい条件が異なるため、リフォームをする前に国や地方公共団体のホームページを確認しましょう。
また、リフォーム会社に相談してみるのもおすすめです。
活用できる補助金制度の申請漏れはもったいないので、必ず対象になるものがないかチェックしてくださいね。
4-2.トイレリフォーム以外もお願いする
トイレ以外のリフォームを依頼するのも、費用を抑える方法のひとつです。
たとえば、トイレと一緒にキッチンや浴室などの水まわり設備をまとめてリフォームすると費用がお得になります。
それぞれを単独でリフォームする場合は、その都度打ち合わせや材料の調達、職人の確保などが必要になり費用が上がります。
一度にまとめて工事をすると余計な費用を減らせて、お得に水まわり設備を一新できるのです。
トイレ以外にも不備や不便を感じている箇所があるなら、費用を抑えるためにまとめてリフォームするとよいでしょう。
5.トイレリフォーム事例
ここからは弊社が手掛けたトイレリフォームの事例をご紹介します。
トイレリフォームについて具体的に知りたい方は、価格や工事期間を中心にご覧ください。
事例①古くなった和風便器をタンクレストイレにリフォーム
こちらのお客様には、内装工事を含めたフルリフォームをご提案しました。
施工内容は、タンクレストイレ(LIXILのプレアスLS)や手洗いカウンターの設置です。
既存のタイル張りの壁・床の内装リフォームも実施し、清潔感あふれる空間に仕上がっています。
価格 | 80万円(税込) |
家屋形態 | 一戸建て |
築年数 | 約30年 |
工事期間 | 7日間 |
施工事例はこちら▼▼
※リフォーム金額は当時の金額であり、現在も同じ価格とは限りませんのでご了承ください。
事例②手洗い器の設置や内装リフォームを実施
こちらのお客様からは「狭く手が洗いにくいので手洗い器を別に設けたい」とご相談をいただきました。
新しく手洗い器を設置し、便器にはコストパフォーマンスのよいハイウェルオリジナルトイレを採用。
壁にはクロス、床にはクッションフロアを張り替え、内装も一新されました。
価格 | 22万円(税込) |
家屋形態 | 一戸建て |
築年数 | 約38年間 |
工事期間 | 3日間 |
施工事例はこちら▼▼
※リフォーム金額は当時の金額であり、現在も同じ価格とは限りませんのでご了承ください。
事例③段差の解消や手すりの設置でトイレの安全性が向上
リフォーム前は、和式トイレに簡易洋式便座をかぶせたトイレでした。
段差があったため、洋式トイレ(TOTOネオレストAH1)への入れ替えとあわせて内装工事も実施。
壁には手すりを設置して、座ったり立ち上がったりする動作が楽になっています。
使いやすさや安全性が向上したトイレが完成しました。
価格 | 34万円(税込) |
家屋形態 | 一戸建て |
築年数 | 約50年 |
工事期間 | 2日間 |
施工事例はこちら▼▼
※リフォーム金額は当時の金額であり、現在も同じ価格とは限りませんのでご了承ください。
6.まとめ
今回は、トイレリフォームの依頼先の一覧や優良な業者を見極めるコツについてまとめました。
トイレリフォームを依頼できるところは多く、それぞれにメリットとデメリットがあります。
リフォームをしたい箇所や重視しているポイントを明確にすることで、どこに依頼するべきかが見えてくるでしょう。
水周りリフォーム館でもトイレリフォームを承っていますので、気になることや疑問点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
<著者情報>
大谷 正浩
ハイウィル株式会社 本部長
1961年生まれ 東京都北区出身
大学卒業後、原宿のレディスアパレルメーカーに就職。3年目で営業売上げNo.1を獲得。
他業種での営業力を試してみたくなり、東京ガスの関連会社へ転職。建設業界でのキャリアが始まる。
建築を基本から学び、当時の上司の励ましもあり温水暖房システムTESの販売台数において、東京ガス本社営業部長賞を受賞。
その後システムキッチンの専門会社の社長より誘いを受け、初の水まわり業界へ。
システムキッチンの会社で10年の経験ののち、インテリアリフォーム会社の社長からの誘いがあり、リフォームインテリア業界へ。
2003年、ハイウィル株式会社四代目代表である稲葉と出会い、当時稲葉が設立したばかりの株式会社リブウェルに入社。
得意な水周りリフォームと木造リノベーションを担当。
現在はハイウィル株式会社にて性能向上に特化した、日本初の木造フルリノベーション&リノベーションメディア「増改築.com®︎」にて、水周り住宅設備機器や内装仕様の提案を日々行いながら、全国水まわりリフォームサービス「水周りリフォーム館」において、館長として運営を担当。全国の加盟店と共に水周りリフォームの提案、施工管理業務に従事している。
水周りリフォーム館館長として、テレビ朝日、FM東京での出演経験あり。
趣味は、モータースポーツ観戦(元A級ライセンス、40年間無事故)とハードロック鑑賞。仕事に息詰まったら、XJAPNを聞いて気合をいれている。
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