お風呂の増築リフォームにかかる費用や工期、注意点を解説します！

更新日：2023.1.17

「今の浴室が狭くて……」「二世帯住宅に向けてお風呂を増やしたい」とお風呂の増築を検討している方は費用や工期が気になるのではないでしょうか。

ただ浴室を新しくする工事とは違うため「予算内に収まるかな？どんな工事をするの？」と疑問は尽きないでしょう。

リフォームを依頼する前に情報を集めておけば、安心して進められます。

そこで今回は、お風呂の増築リフォームにかかる費用や工期、注意点を解説します。

お風呂の増築リフォームを成功させて、同居家族の入浴時間や浴槽の窮屈さが気にならないバスタイムを過ごしてくださいね。

1.【タイプ別】お風呂の増築リフォーム費用相場

お風呂の増築リフォームにかかる費用は、浴室を拡張する工事費用や既存浴室の解体費、新しい浴槽の設置費を合計したものです。

浴室を拡張する際は、1坪あたり45万～50万円ほどかかります。

そして、浴室の解体費と設置費は以下の通り、既存のお風呂のタイプが「在来工法の浴室」と「ユニットバス」どちらかによって異なります。

たとえば1坪を増築して、ユニットバスを新しく取り付ける場合の費用は以下の通りです。

・増築費用：45万円

・ユニットバス設置費用：75万円

・合計金額：120万円

もし、既存の浴室の解体が必要なら、お風呂のタイプに応じて20万円（在来工法）または15万円（ユニットバス）が追加費用になるでしょう。

ただ導入するユニットバスをハイグレードにする、また2階に設置する場合は高額になるため、あくまでも参考程度にしてください。

明確な費用を知りたい方はリフォーム業者にご相談の上、見積を依頼するのが確実です。

2.お風呂の増築工事の流れや期間

次に、お風呂の増築工事の流れや期間をまとめました。

既存の浴室を拡張して広くする工事の場合、完了までには1週間～10日間ほどかかります。

STEP1：撤去作業

元々ある浴室を拡張する場合、まず行うのは既存の浴槽や壁、床などの解体・撤去の作業です。

浴室の設備の他にも、基礎部分や配管にも手を加えるため、建物の構造や状況次第で施工期間は異なります。

目安として2日間ほどかかると把握しておくとよいでしょう。

STEP2：基礎工事

浴室の解体・撤去が完了したら、基礎工事で新しい土台をつくり直します。

地盤が弱いところに設置する際は、地番改良工事が必要になるため、費用がかさんだり期間が長引いたりする可能性が高いです。

この段階で、配管工事も行い、お風呂の水が排水口に流れていく調整もします。

基礎工事と配管工事にかかる期間の目安は4日間ほどです。

STEP3：内装工事

基礎工事の後に実施するのは、新しい浴槽やユニットバスの導入などの内装工事です。

ユニットバスの場合は、工場から送られてきたパーツを組み合わせるだけなので約1～2日で設置が完了します。

在来工法の浴室を選んだ際には、手作業でタイルを張る必要があるため、プラスで1～2日ほどかかるでしょう。

全体で約1週間～10日ほどで完了するケースが大半です。

3.お風呂を増築する際の注意点

ここではお風呂を増築する際の注意点を2つお伝えします。

リフォームを失敗しないためにも、ぜひポイントを押さえておきましょう。

3-1.建築確認申請が必要かどうか確認する

お風呂の増築の際は、「建築確認申請」の対象かどうか確認しましょう。

建築確認申請とは、都道府県や市町村から「建物が建築基準法を満たしているか」の認定を受けるための手続きです。

建物を建てる前や大規模なリフォームをする前に行うもので、許可が下りないと工事は行えません。

申請書に必要な図面や書類の作成を建築士やリフォーム会社に依頼する際は、およそ3万～5万円の費用がかかります。

浴室を増築する際に建築確認申請が必要なのは、以下の2つのケースです。

・床面積10㎡を超える増築を伴うケース

・住宅が防火地域や準防火地域にあるケース

どちらか片方でも該当した場合、申請の手続きは必須です。

◆床面積10㎡を超える増築を伴うケース

浴室を増築するにあたって、10㎡を超える増築を行う場合は、建築確認申請を行う必要があります。

元々ある部屋を浴室にするなど住宅の床面積が増えない工事、もしくは10㎡以下の増築なら申請は不要です。

◆住宅が防火地域や準防火地域にあるケース

「防火地域」や「準防火地域」にお住いであれば、増築する床面積に関係なく申請は必須です。

もし防火地域や準防火地域に該当した場合は、建物に一定の耐火・防火性能を求められます。

自治体によっては防火地域や準防火地域がどこかをウェブサイトで閲覧できるため、あらかじめ確認しておくと安心です。

3-2.優良なリフォーム会社を選ぶ

お風呂の増築リフォームを成功させるためには、優良なリフォーム会社を選ぶことが最重要です。

そのためには、複数社に見積を依頼し、各リフォーム会社を比較する必要があるでしょう。

見積の金額を見比べて、相場よりも安すぎる価格を提示する業者を選ぶのは得策ではありません。

なぜなら、余りにも安すぎると手抜き工事が行われてしまう可能性が高いからです。

防水対策や配管工事が疎かになってしまうと、住宅全体にダメージがかかります。

そのため、工事費の値引きよりもユニットバスや浴槽の金額を抑えるほうが安心です。

水周りリフォーム館では、メーカー商品の仕入れコストを削減して、リフォーム費用を抑えて提供できます。

費用を抑えてリフォームされたい方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。

4.お風呂増築の事例

ここでは、水周りリフォーム館で手掛けた、お風呂の増築の事例をご紹介します。

リフォーム後のイメージや施工内容の参考にしていただければと思います。

事例①0.75坪から1坪のバスルームへリフォーム

お風呂が0.75坪で狭いと悩まれていたお客様からは、増築のご依頼をいただきました。

LIXILのユニットバスのサイズ1616を採用し、ゆったりくつろげるお風呂になっています。

また、浴室の風通しが悪かったため、窓の位置を下げる変更もしました。

施工事例はこちら▼▼

※リフォーム金額は当時の金額であり、現在も同じ価格とは限りませんのでご了承ください。

事例②洗面所のスペースをお風呂場へ！生活動線をコンパクトに

こちらのお客様からは、ライフスタイルの変化に伴ってお風呂場を寝室に近付けたいとのご要望をいただきました。

元々あまり活用されていなかった洗面スペースを思い切ってお風呂に変更。

普段の生活動線をコンパクトにして、使い勝手の向上につながりました。

施工事例はこちら▼▼

※リフォーム金額は当時の金額であり、現在も同じ価格とは限りませんのでご了承ください。

事例③トイレを解体して浴室のサイズアップを実施

こちらは、0.75坪の既存のお風呂から、足を伸ばせる広いお風呂へのリフォームをご希望のお客様です。

お風呂を1坪（1616サイズ）に広げるスペースの確保のために、隣のトイレを解体しました。

新しいユニットバスには、リクシルの「アライズ」を採用し、お風呂場はゆったりくつろげる空間になっています。

お風呂の増築とあわせて、洗面化粧台のリフォームや脱衣所の内装工事も行いました。

施工事例はこちら▼▼

※リフォーム金額は当時の金額であり、現在も同じ価格とは限りませんのでご了承ください。

5.まとめ

今回は、お風呂の増築リフォームにかかる費用や工期、注意点を解説しました。

お風呂の増築リフォームにかかる費用は、解体および設置するお風呂のタイプによって異なります。