【速報】給湯省エネ2026は条件厳格化！電気温水器の撤去額ダウン等、変更点まとめ

「給湯器の調子が悪い」「電気代が高い…」とお悩みの方へ。
2026年も、エコキュートなどの高効率給湯器への交換に対して、国から高額な補助金（給湯省エネ2026事業）が出ることが決定しました。

この補助金の凄いところは、他のリフォーム補助金と違って「機器の購入・設置」だけで単独申請できる点です。
水回りのプロである当店が、「新しくなった補助額と条件」について解説します。

[Image of IoT connected water heater system diagram]

1. 給湯省エネ2026事業とは？

家庭のエネルギー消費の約3割を占める「給湯」の省エネ化を強力に推進するための制度です。
単なる故障交換でも対象になりますが、「省エネ性能が高い認定機種」を選ぶ必要があります。

2. 【エコキュート】補助金額と機種の選び方

最も需要が多い「エコキュート」の補助額は、機種の「省エネ性能」によって2段階に分かれています。
※2026年は「インターネット接続・気象連動機能」等の搭載が要件化されました。

3. 見逃し厳禁！「撤去加算」について

給湯省エネ事業では、「古い非効率な給湯器を捨てること」に対しても補助金が出ますが、ここも金額が改定されています。

4. いくらお得？交換シミュレーション

実際に「水周りリフォーム館」で交換した場合の目安です。

ケース：古い電気温水器から高性能エコキュートへ交換

「電気代が高いし、もう15年使っているから怖い」という戸建てのお客様の場合。

• 導入機種：エコキュート（加算要件満たす機種） → 10万円補助
• 撤去するもの：電気温水器 → 2万円加算

合計補助額： 120,000円

昨年度より金額は下がりましたが、それでも12万円の補助は魅力的です。
さらに、古い電気温水器からエコキュート（IoT対応）にすることで、電気代が月々数千円下がる効果も見込めるため、実質的なメリットはこれ以上です。

5. 注意点：壊れてからでは遅い？

給湯省エネ事業は非常に人気があり、過去には「予算上限に達して早期終了」したこともあります。
特に今回は「撤去加算」に独自の予算枠が設定されているため、撤去がある方は早めの動き出しが重要です。

また、給湯器が完全に壊れてお湯が出なくなってからでは、
「補助金対象の機種を取り寄せるのに時間がかかる…でも今日お風呂に入りたい！」
という状況になり、泣く泣く補助金対象外の在庫品を即日設置するケースが後を絶ちません。

「給湯器は10年〜15年が寿命」です。
異音がする、お湯の温度が安定しない等の症状があれば、補助金があるうちに「前向きな交換」をご検討ください。

経済産業省のページはコチラ

給湯省エネ2026事業（令和7年度補正予算案「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」）について｜資源エネルギー庁