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キッチンリフォームリフォーム費用・価格相場

キッチン壁材のパネルとタイルの特徴や価格帯、リフォーム事例を紹介します!

キッチン壁材のパネルとタイルの特徴

更新日:2023.1.17

キッチンのリフォームや壁の張替えを検討している方は、パネルとタイルどちらを選ぶか悩むことがあるのではないでしょうか。

おしゃれな見た目で、掃除がしやすい壁だと日々のキッチンでの作業がより楽しく感じそうですよね。

そこで今回は、キッチン壁材のパネルとタイルの特徴や価格帯、リフォーム事例をまとめました。

お手入れのしやすさやデザイン性などニーズに合うものを選べば、キッチンがお気に入りの空間になるでしょう。

キッチンにどの壁材を採用するか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

1.【要注意】キッチンの壁材選びで重要な内装制限

重要な内装制限

キッチンの壁材を選ぶ際には「内装制限」について、あらかじめ把握しておきましょう。

内装制限とは建物の内装仕上げを燃えにくい材料に限定し、建物内で火災が発生した場合に火の拡大を抑えてリスクを最小限にするために設けられたルールです。

キッチンなどの火気使用室も内装制限の対象であり、壁や天井には準不燃材料を使用しなければなりません。

キッチンの壁材を選ぶ場合は、事前に内装制限で定められている燃えにくい素材であるか確認しましょう。

2.キッチンパネルとキッチンタイルの特徴

キッチンパネルとキッチンタイルの特徴

ここからは、キッチンの壁材として一般的に使われるキッチンパネルとキッチンタイルの特徴を見てみましょう。

キッチンパネルは種類別でも特徴をご紹介しているので、素材ごとの違いもチェックしてみてください。

 

2-1.キッチンパネルの特徴

キッチンパネルの特徴

キッチンパネルとはガスコンロ周りの壁面に取り付けるパネルのことで、耐火性の高い壁材のひとつです。

キッチンパネルは人気が高く、集合住宅や新築の建売住宅など比較的新しい建物で採用されています。

汚れにも強く掃除しやすい特徴を持ち、さらにキッチンタイルと比べると施工費用を抑えられるため、機能性とコストのバランスの良さに定評があります。

キッチンパネルはリフォーム費用を抑えたい方におすすめの壁材です。

 

 

2-2.キッチンパネル種類別の特徴

種類別の特徴

キッチンパネルは素材の異なる4つの種類に分けられます。

キッチンパネルの種類別の特徴を以下にまとめましたので、素材を選ぶ際の参考にしてくださいね。

 

◆不燃化粧板

不燃化粧板とは、主にメラミン樹脂シートを使った板のことです。

耐水性と耐久性に優れていて、お手入れのしやすい種類です。

また、デザインやカラーのバリエーションも豊富なので、気に入ったものが見つかりやすいでしょう。

他の種類のキッチンパネルと比べて安価ですが、商品によっては安っぽく見えたり、汚れが目立ったりするのでご注意ください。

 

◆ホーロー

金属表面にガラス質を焼き付けてできたホーローは、汚れや熱・キズに強い耐久性の高さに定評があります。

また、高級感ある見た目も人気の理由のひとつです。

金属素材のためマグネットを付けられ、メモを貼っておいたり、収納アイテムを設置したりと使い勝手にも優れています。

一般的に他の種類のキッチンパネルと比べると高額になりやすいですが、タカラスタンダードのホーローは比較的リーズナブルな価格で手に入りますよ。

 

◆ステンレス

水に強くサビにくいステンレスも、キッチンのような水まわりに適した素材です。

ステンレスは熱に強く、汚れも拭き取りやすい利点があります。

無機質な見た目でクールな印象のキッチンには馴染みやすいでしょう。

ただし、キズが目立ちやすいため、お手入れの際は硬いものでこすらないように注意が必要です。

 

◆アルミ

ステンレスと同様に無機質な見た目のアルミもキッチンパネルとして使用できます。

アルミは光を反射する特性を持つため、キッチン空間を明るくする利点があります。

ステンレスよりも安価で購入できますが、その分見た目や安っぽくなりやすいのが難点です。

また、キズが付きやすいため取り扱いにはご注意ください。

 

 

2-3.キッチンタイルの特徴

キッチンタイルの特徴

キッチンタイルは、長年に渡りキッチンの壁に使われている壁材です。

優れた耐久性・耐火性・耐水性とキッチン周りに最適な性能を持っています。

また、デザインやカラーのバリエーションが豊富であり、自分好みのイメージに仕上げやすい点が魅力的です。

キッチンタイルは一枚一枚を貼り付けて仕上げるので、個性を出しやすい反面、施工費が高くなる難点があります。

こだわりのキッチン空間に仕上げたい方は、キッチンタイルを検討してみてください。

 

3.キッチンパネルとキッチンタイルのメリット・デメリット

メリット・デメリット

キッチンパネルとキッチンタイルのメリット・デメリットをお伝えします。

どちらの壁材がご自身のニーズに合うのか見極める参考にしてくださいね。

 

3-1.キッチンパネルのメリット

まずはキッチンパネルの2つのメリットをご紹介します。

キッチンの壁に求めることをイメージしながら確認してみてください。

◆メンテナンス性の高さ

キッチンパネルの最大のメリットは、メンテナンス性の高さです。

キッチンパネルは耐水性があるため、水ハネや油汚れを簡単に拭きとれます。

またパネルは基本的に1枚の大きな板を貼り付けるため、目地がなく汚れが溜まらないので清潔に使用できます。

掃除の手間がかからないので、忙しい方やこまめなお手入れが苦手な方におすすめです。

 

◆施工が早く済む

キッチンパネルはキッチンタイルと比べて施工が早く済みます。

なぜなら、キッチンタイルでは複数のタイルを張り付けるため時間がかかりやすく、キッチンパネルは一般的に1枚のパネルを張るだけで完了するからです。

施工費も抑えられるため、素材によってはキッチンパネルよりも安くリフォームできるでしょう。

 

 

3-2.キッチンパネルのデメリット

次はキッチンパネルのデメリットについてまとめました。

壁材選びを失敗しないためにも、メリットと合わせて把握しましょう。

 

◆キズがつきやすい

キッチンパネルは、硬いものをぶつけたり、強い力でこすったりするとキズが入ってしまいます。

ステンレスやアルミの場合は特にキズが目立ちやすいため、扱いには注意が必要です。

キズが目立たないカラーや加工のものもありますが、一度付いたキズはなくなりません。

小さいキズでも気になる方は、耐久性のあるキッチンタイルを検討してみてください。

 

◆デザインの幅は狭い

キッチンパネルは限られたカラーやデザインのなかから選ぶ必要があるため、タイルを組み合わせて作るキッチンタイルよりもデザインの自由度の幅は狭いでしょう。

ホーローやステンレス、アルミの場合は特に選べるデザインは限られているため、好みの見た目のキッチンパネルを見つけられないかもしれません。

ただし、不燃化粧板のキッチンパネルでは柄やカラーのバリエーションは豊富なため、お求めのデザインを見つけやすいでしょう。

より個性を出したい方は、サイズや色をカスタムできるキッチンタイルがおすすめです。

 

 

3-3.キッチンタイルのメリット

キッチンタイルのメリットは、優れた耐久性と高いデザイン性の2点です。

それぞれ詳しくご紹介します。

 

◆耐久性に優れている

硬い素材のタイルは、キズがつきにくく耐久性に優れています。

そのため、強く磨いて掃除することが可能です。

また、経年劣化のスピードも遅いため、張替えの必要もほとんどありません。

壁のキズや劣化が気になりやすい方は、キッチンタイルを選ぶと安心して使用できるでしょう。

 

◆デザイン性が高い

キッチンタイルは、柄やサイズ、カラーのバリエーションが豊かなので、自分好みでキッチンの雰囲気に合うものを見つけやすい利点があります。

タイル一枚ずつを張り付けて仕上げるため、セレクト次第で個性を出すことも可能です。

また、キッチンパネルと比べて重厚感もあるので、キッチン空間に高級感も演出できます。

見た目にこだわりたい方は、キッチンタイルをチェックしてみてください。

 

 

3-4.キッチンタイルのデメリット

次にキッチンタイルのデメリットを見てみましょう。

複数のタイルを張り付けて仕上げるからこそのデメリットもあります。

 

◆目地の掃除に手間がかかる

キッチンタイルのデメリットは目地の掃除に手間がかかりやすい点です。

キッチンタイルは複数枚を張り付けて仕上げるため目地ができてしまいます。

その目地に詰まった汚れは放置するとシミになるので、頻繁に掃除をする必要があります。

目地の汚れは布巾の水拭きではきれいにしきれないため、歯ブラシや除菌スプレーなどを用意しなければなりません。

キッチンパネルと比べると、掃除アイテムの準備や定期的なメンテナンスが必要なため、忙しい方には向かない壁材です。

 

◆施工費が高くなる

先述した通り、キッチンタイルは複数のタイルを張り付けて施工されるため、キッチンパネルよりも手間がかかり費用も高くなります。

また、既存のキッチンでタイルを使用している場合には、はがして新しいタイルに張替えるとよりリフォーム費用は高額になるでしょう。

見た目へのこだわりがなくコストパフォーマンス重視の方は、キッチンタイルではなくキッチンパネルがおすすめです。

 

4.【種類別】キッチンパネルとキッチンタイルの価格帯

キッチンパネルとキッチンタイルの価格帯

キッチンタイルはキッチンパネルと比べると、価格は高額になりやすいですが実際にかかる費用の相場を見てみましょう。

壁材本体の価格もお伝えしますので、予算を決める際の参考にしてくださいね。

 

4-1.キッチンパネルの価格帯

キッチンパネルはタイルと異なり一枚の板を張る施工のため、リフォーム費用自体は安く済みます。

キッチンパネル本体は素材の種類によって金額が変動するため、選ぶ際には機能性かコストか重視するポイントを明確にしておきましょう。

また、キッチンパネルには規格サイズがあり、高さは90cm前後、幅は60~270cmの商品の取り扱いが一般的ですが、ご自宅のキッチンにサイズが合わず複数枚のパネルを使用する場合は使った分の費用がかかります。

項目 価格
リフォーム費用 約10,000~18,000円/㎡
キッチンパネル本体 不燃化粧板 5,000~30,000円/㎡
ホーロー 8,000~10,000円/㎡
ステンレス 20,000~40,000円/㎡
アルミ 10,000~30,000円/㎡

※現在も同じ価格とは限りませんのでご了承ください。

5. キッチンのリフォームを検討中の方は水周りリフォーム館がおすす

4-2.キッチンタイルの価格帯

キッチンタイルの場合、複数のタイルを一枚ずつ張り付けるため、施工費が高くなる傾向があります。

タイル本体はグレードやサイズによっても価格が変動しますが、おおよその金額は以下を参考にしてください。

項目 価格
リフォーム費用 約15,000~30,000円/㎡
キッチンタイル本体 約5,000~15,000円/㎡

※現在も同じ価格とは限りませんのでご了承ください。

5.キッチンの壁リフォーム事例

キッチンの壁リフォーム事例

ここでは、キッチンの壁リフォームの事例をご紹介します。

キッチンパネルかキッチンタイルか悩んでいる方は、張替えたあとのイメージ作りの参考にしてくださいね。

 

キッチン壁リフォーム事例①キッチンの壁にホーローのキッチンパネルを採用!

ホーローのキッチンパネルを採用

キッチンのリフォームを実施し、壁にはタカラスタンダード独自の高品位ホーローを使用したキッチンパネルを採用。

油汚れや調味料のシミなどが染み込まず、拭き掃除で簡単にお手入れできます。

白で清潔感ある見た目で、キッチンの雰囲気も明るくなりました。

価格 75万円
家屋形態 一戸建て
築年数 30年以上
工事期間 2カ月

▼▼詳しい施工事例はこちら▼▼

https://www.homepro.jp/jirei/B88435.html

※リフォーム金額は当時の金額であり、現在も同じ価格とは限りませんのでご了承ください。

5. キッチンのリフォームを検討中の方は水周りリフォーム館がおすす

 

キッチン壁リフォーム事例②お手入れがしやすいキッチンパネルへリフォーム

お手入れがしやすいキッチンパネルへリフォーム

水や熱に加えて、油汚れにも強いキッチンパネルを導入し、お手入れがより簡単になりました。

目地も少ないため、普段のお掃除はサッと拭き取るだけです。

口に入れるものを取り扱うキッチンだからこそ、清潔に保たれる素材を使うのは重要なポイントですね。

価格 約99,000円(税込)
家屋形態 一戸建て

▼▼詳しい施工事例はこちら▼▼

https://www.renoco.jp/reformcase/saitama/shiku_550/reform_6057/

※リフォーム金額は当時の金額であり、現在も同じ価格とは限りませんのでご了承ください。

 

キッチン壁リフォーム事例③キッチンの壁をおしゃれなタイル仕立てに!

キッチンの壁をおしゃれなタイル仕立てに

キッチンにタイルを採用し、高級感ある空間になりました。

キッチンタイルはパネルとは違った表情が見られ、個性を出すことができます。

壁にこだわるだけでも、キッチン全体がワンランク上がったような空間になりますよ。

価格 約80,000円(税込)
家屋形態 一戸建て
築年数 33年

▼▼詳しい施工事例はこちら▼▼

https://refolean.com/seikou-ki-tairu/

※リフォーム金額は当時の金額であり、現在も同じ価格とは限りませんのでご了承ください。

6.まとめ

まとめ

今回は、キッチン壁材のパネルとタイルの特徴や価格帯、リフォーム事例をご紹介しました。

キッチンパネルは優れたメンテナンス性を持つため人気が高く、不燃化粧板やホーローなどさまざまな種類があります。

昔から親しまれているキッチンタイルは、デザインの高さをメリットに持ち個性的な空間を作り出すためにはおすすめの壁材です。

メリットの他にもデメリットや費用相場を確認することで、よりニーズに合ったものを見つけられますよ。

水周りリフォーム館ではキッチンのリフォームの相談も受け付けております。

悩みや疑問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

キッチンリフォーム問い合わせ

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<著者情報>大谷 正浩大谷正浩
ハイウィル株式会社 本部長
1961年生まれ 東京都北区出身

 

大学卒業後、原宿のレディスアパレルメーカーに就職。3年目で営業売上げNo.1を獲得。
他業種での営業力を試してみたくなり、東京ガスの関連会社へ転職。建設業界でのキャリアが始まる。
建築を基本から学び、当時の上司の励ましもあり温水暖房システムTESの販売台数において、東京ガス本社営業部長賞を受賞。

その後システムキッチンの専門会社の社長より誘いを受け、初の水まわり業界へ。
システムキッチンの会社で10年の経験ののち、インテリアリフォーム会社の社長からの誘いがあり、リフォームインテリア業界へ。

2003年、ハイウィル株式会社四代目代表である稲葉と出会い、当時稲葉が設立したばかりの株式会社リブウェルに入社。
得意な水周りリフォームと木造リノベーションを担当。
現在はハイウィル株式会社にて性能向上に特化した、日本初の木造フルリノベーション&リノベーションメディア「増改築.com®︎」にて、水周り住宅設備機器や内装仕様の提案を日々行いながら、全国水まわりリフォームサービス「水周りリフォーム館」において、館長として運営を担当。全国の加盟店と共に水周りリフォームの提案、施工管理業務に従事している。
水周りリフォーム館館長として、テレビ朝日、FM東京での出演経験あり。

趣味は、モータースポーツ観戦(元A級ライセンス、40年間無事故)とハードロック鑑賞。仕事に息詰まったら、XJAPNを聞いて気合をいれている。

 

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