アイランドキッチンリフォームのメリット・デメリット!費用や実例を紹介します!
更新日:2023.6.12
アイランドキッチンへのリフォームを検討している方は、メリットやデメリット、費用が気になるのではないでしょうか。
せっかく憧れのアイランドキッチンを導入するのなら「思ったよりも高かった……」「なんだか使いづらい」と後悔したくはないですよね。
そこで今回は、アイランドキッチンリフォームのメリットやデメリット、費用相場、施工事例をご紹介します。
他のキッチンタイプと悩んでいる方もぜひ参考にしていただき、毎日の料理の時間が楽しくなるキッチンリフォームを叶えてください。
1.アイランドキッチンの特徴
2.アイランドキッチンへのリフォーム費用相場
3.アイランドキッチンリフォームのメリット
4.アイランドキッチンリフォームのデメリット
5.アイランドキッチンリフォームの事例
6.まとめ
1.アイランドキッチンの特徴
アイランドキッチンは、正面にリビングやダイニングが見える対面式キッチンの一種です。
その名の通り、アイランド(島)のように壁に付かずに、キッチンの中央付近に独立して配置されています。
キッチンの両サイドが開いていて、どちら側からでも出入りができる形状です。
また、設置するだけでキッチンがおしゃれな空間になるため、誰しも一度は憧れを抱いたことがあるかと思います。
アイランドキッチンの商品価格はメーカーやグレードによりますが、おおよそ100~200万円が相場です。
2.アイランドキッチンへのリフォーム費用相場
アイランドキッチンへのリフォーム費用の内訳は、本体価格と設置費、オプション費用の主に3つの要素で構成されています。
ここからは、それぞれの費用相場を細かく見てみましょう。
2-1.アイランドキッチンリフォームの基本費用
アイランドキッチンリフォームの基本費用として、本体価格と設置費をあわせて150~200万円ほどかかります。
商品のグレードごとのリフォーム費用は、スタンダードの場合は100~150万円、ハイグレードの場合は175~200万円ほどです。
他のキッチンへのリフォームよりも50万円ほど高くなる傾向があります。
アイランドキッチンへのリフォームが高額になるのは、キッチンの移設工事やセンターフードの設置が追加で必要になるからです。
2-2.アイランドキッチンリフォームのオプション費用
先に述べたアイランドキッチンの本体価格には、ビルトインタイプの食器洗い乾燥機などのオプションは含まれていません。
食器洗い乾燥機の追加や、ガスコンロからIHクッキングヒーターへの変更は別で料金がかかるケースがほとんどです。
そのため、オプションを追加する際は、どのくらい費用がかかるのかを考慮したうえで、本当に必要かどうかを判断しましょう。
オプションごとの費用相場を以下にまとめたので、追加をご希望の方はぜひ参考にしてください。
オプション | 費用相場 |
IHクッキングヒーター | 15~20万円 |
ビルトイン食器洗い乾燥機 | 8~10万円 |
タッチレス水栓 | 5万円前後 |
ハンズフリー水栓 | 8万円前後 |
背面収納棚 | 20~50万円 |
手元を隠す腰壁 | 10万円前後 |
※リフォーム金額は当時の金額であり、現在も同じ価格とは限りませんのでご了承ください。
3.アイランドキッチンリフォームのメリット
ここでは、アイランドキッチンリフォームのメリットをまとめました。
アイランドキッチンは開放感があり、家族とのコミュニケーションを楽しめるメリットがあります。
また、おしゃれなLDKにしたい方にもおすすめです。
3-1.開放感がある
アイランドキッチンは壁に囲まれていないレイアウトなので、導入すると開放感がある空間になります。
対して独立キッチンなど壁に囲まれたキッチンに一人でいると、家族の様子やテレビが目に入らず、少し寂しい思いをすることもあるでしょう。
アイランドキッチンは光も入りやすく、他の部屋の様子も見られるので、明るい気持ちで作業しやすいのです。
また部屋全体が広く見えるメリットもあり、アイランドキッチンにリフォームすれば、のびのびとしたLDKに仕上げられます。
3-2.コミュニケーションを楽しめる
アイランドキッチンは家族や来客とのコミュニケーションを楽しみながら、作業できるメリットがあります。
壁に囲まれたキッチンと異なり、アイランドキッチンは目の前にリビングやダイニングが見えてコミュニケーションが取りやすいのです。
リビングで遊んでいるお子様や、ダイニングでお茶を飲んでいるご友人とも、調理をしながらお話できます。
3-3.おしゃれな空間設計
おしゃれな空間設計ができるのも、アイランドキッチンの魅力のひとつです。
壁に囲まれていないレイアウトなので、キッチン周りの棚や家電の配置は自由自在。
また、アイランドキッチンにはハイグレードな商品が多く、洗練されたデザインが楽しめるのも醍醐味です。
アイランドキッチンなら、キッチン空間を自分好みに仕上げられる楽しさを味わえます。
4.アイランドキッチンリフォームのデメリット
次に、アイランドキッチンリフォームのデメリットをお伝えします。
メリットとあわせてデメリットも知って、後悔のないリフォームを叶えましょう。
4-1.料理の臭いが拡散しやすい
アイランドキッチンは壁に囲まれていないため、料理の臭いがリビングやダイニングまで広がりやすいデメリットがあります。
ソファやカーテンに煙が染み込んでしまい、料理中以外も食べ物の臭いが気になることも。
アイランドキッチンにする場合は、窓の位置を工夫したり、パワーのある換気扇を導入したりと臭いの広がりを抑える対策が必要です。
4-2.キッチンがリビングやダイニングから丸見え
アイランドキッチンはリビングやダイニングが見渡せる開放感が魅力ですが、その分丸見えになってしまうデメリットがあります。
ものが散らかっていたり汚れていたりするとすぐに見えてしまうため、こまめに片付けや掃除をしなければなりません。
また突然の来客の場合、キッチンまできれいかどうか確認する必要があり、面倒に感じることもあるでしょう。
アイランドキッチンは十分な収納スペースを確保すると、ものが散らかりにくくなります。
4-3.価格が高い
本体価格が高いのもアイランドキッチンのデメリットとして挙げられます。
アイランドキッチンは、おしゃれでグレードの高い製品が多いため、他のキッチンタイプと比べると高額になるケースが多いのです。
また「せっかくアイランドキッチンにするならこだわりたい」と思って、オプションを追加していくうちに予算を超えてしまうことも。
おしゃれで機能性の高いキッチンは魅力的ですが、必要なもの・不要なものを明確にして商品やオプションを決めることが大切です。
5.アイランドキッチンリフォームの事例
ここからは、アイランドキッチンリフォームの事例をご紹介します。
リフォーム内容や価格、工事期間をまとめたので、アイランドキッチンへのリフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。
事例①カルフォルニアテイストのアイランドキッチンへ変身
こちらのお客様からは、空き家になったご主人様の実家のリフォームをご依頼いただきました。
別々になっていたLDKを一緒にして、アイランドキッチンへのリフォームを実施。
デザインは、無垢材や集成材を塗装して素材感を出した、カルフォルニアテイストに仕上がりました。
料理中でもご家族の気配を感じられていると、お喜びの声を頂戴しております。
価格 | 200万円(税込) |
家屋形態 | 一戸建て |
工事期間 | 7日間 |
施工事例はこちら▼▼
※リフォーム金額は当時の金額であり、現在も同じ価格とは限りませんのでご了承ください。
事例②使用していない部屋を利用してLDKへリフォーム
使用していない和室続き間と土間の物置を利用して、LDKに間取りを変更しました。
キッチンはアイランドキッチンを採用し、開放感のある空間に仕上がりました。
また、LDK全体のフローリングの仕上げ材、壁・天井のアクセントに無垢を使用。
温かみがあり、明るく爽やかな印象になっています。
価格 | 1200万円(税込)※キッチン以外のリフォームも含む |
家屋形態 | 一戸建て |
築年数 | 40年 |
工事期間 | 2ヵ月半 |
施工事例はこちら▼▼
※リフォーム金額は当時の金額であり、現在も同じ価格とは限りませんのでご了承ください。
事例③セカンドライフに向けた家全体のリフォーム
こちらは、お子様の独立をきっかけに、セカンドライフを快適に過ごしたいとリフォームをされた事例です。
閉鎖的だったキッチンは、アイランドキッチンへ変更。
壁を取り除き、リビングとダイニングが一体になった、開放的なLDKになっています。
価格 | 約1,800万円(税込)※キッチン以外のリフォームも含む |
家屋形態 | 一戸建て |
築年数 | 26年 |
施工事例出典:https://home-renovation.panasonic.com/example/kodate/ph/0009/
事例④ご友人を気軽に招けるLDKへ
「暗い雰囲気で使い勝手がよくなかった」と1階を一新された事例です。
ご友人を呼んでホームパーティーが楽しめる、広いLDKに仕上がっています。
背面の収納も充実していて、突然の来客でもサッと片づけられます。
アイランドキッチンは白で清潔感あふれる印象になりました。
価格 | 1,300万円 |
家屋形態 | 一戸建て |
築年数 | 23年 |
施工事例出典:https://home-renovation.panasonic.com/example/kodate/ph/0008/
※リフォーム金額は当時の金額であり、現在も同じ価格とは限りませんのでご了承ください。
6.まとめ
今回は、アイランドキッチンリフォームのメリットやデメリット、費用相場、施工事例をご紹介しました。
アイランドキッチンは壁に囲まれていないキッチンのため、開放感があり家族とのコミュニケーションを楽しめるメリットがあります。
しかし、料理中の臭いが広がりやすかったり、リビングやダイニングから丸見えになったりするデメリットは感じるかもしれません。
アイランドキッチンが使いやすいかどうかは、リフォーム前に現在のキッチンで感じる不満を明確にするとよいでしょう。
水周りリフォーム館ではキッチンのリフォームを承っております。
悩んでいることや疑問点などありましたら、お気軽にご相談くださいね。
<著者情報>
大谷 正浩
ハイウィル株式会社 本部長
1961年生まれ 東京都北区出身
大学卒業後、原宿のレディスアパレルメーカーに就職。3年目で営業売上げNo.1を獲得。
他業種での営業力を試してみたくなり、東京ガスの関連会社へ転職。建設業界でのキャリアが始まる。
建築を基本から学び、当時の上司の励ましもあり温水暖房システムTESの販売台数において、東京ガス本社営業部長賞を受賞。
その後システムキッチンの専門会社の社長より誘いを受け、初の水まわり業界へ。
システムキッチンの会社で10年の経験ののち、インテリアリフォーム会社の社長からの誘いがあり、リフォームインテリア業界へ。
2003年、ハイウィル株式会社四代目代表である稲葉と出会い、当時稲葉が設立したばかりの株式会社リブウェルに入社。
得意な水周りリフォームと木造リノベーションを担当。
現在はハイウィル株式会社にて性能向上に特化した、日本初の木造フルリノベーション&リノベーションメディア「増改築.com®︎」にて、水周り住宅設備機器や内装仕様の提案を日々行いながら、全国水まわりリフォームサービス「水周りリフォーム館」において、館長として運営を担当。全国の加盟店と共に水周りリフォームの提案、施工管理業務に従事している。
水周りリフォーム館館長として、テレビ朝日、FM東京での出演経験あり。
趣味は、モータースポーツ観戦(元A級ライセンス、40年間無事故)とハードロック鑑賞。仕事に息詰まったら、XJAPNを聞いて気合をいれている。
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