お風呂・浴室リフォームの費用相場やポイントを解説
更新日:2020.4.10
浴室リフォームは実際どれくらいの費用がかかるのでしょうか?もちろん、戸建てとマンションでは付帯工事が変わってきますし、戸建て浴室リフォームでは、1階と2階でも施工のやり方が変わってきます。そして各住設メーカーの浴室商品のグレード価格によっても浴室リフォームの費用は大きく変わってきます。
ここでは、実際に浴室リフォームでかかった費用別に相場を見ていきましょう。
1.リフォームの内容別に見る費用相場~お風呂・浴室リフォームのパターンと費用~
2.お風呂・浴室をリフォームするときに気をつけておくべきこと
3.メーカー別のお風呂の特徴
4.お風呂や浴室リフォームのポイント
1.リフォームの内容別に見る費用相場
~お風呂・浴室リフォームのパターンと費用~
「お風呂をリフォームしたら、どれくらいの費用になってしまうんだろう…」
「水回りのリフォームは高いって聞くけど…」
「お得に効率よくリフォームする方法ってないの?」
リフォームを検討している方の中には、このようなお悩みやご意見をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
確かにお風呂のリフォームといっても、各ご家庭のご希望や内容にもよりますし、現在のお風呂の状態によっても、リフォーム費用は大きく異なります。
とはいっても、目安となる費用くらいは知っておきたいですよね。
ここでは、お風呂・浴室リフォームのパターンと費用について詳しくお伝えし、リフォームの内容別に実際に浴室リフォームでかかった費用についてご説明していきましょう。
1-1. お風呂・浴室リフォームの種類とパターン 1-2. お風呂・浴室リフォームの費用相場 1-3. 50万円〜100万円のお風呂浴室リフォーム事例 1-4. 100万円〜150万円のお風呂浴室リフォーム事例 1-5. 150万円〜のお風呂浴室リフォーム事例 1-6. まとめ |
1-1. お風呂・浴室リフォームの種類とパターン
◆お風呂・浴室の種類
お風呂の浴室リフォームには、その種類に応じたパターンがあります。
まず種類ですが、大きく分けて2種類あり、
ユニットバス 浴室にある浴槽や壁などすべて一体化している |
在来浴室 昔からみられるタイル張り |
となっています。
ユニットバスは主にマンションやアパートなどでよくみられる工法で、戸建て住宅や築30年以上の古いマンションなどでは在来工法のお風呂をみかけることができます。
◆お風呂・浴室リフォームのパターン
お風呂・浴室リフォームには、大きく分けて3つのパターンに分けることができます。
- ユニットバスを新しいものにしたい(ユニットバス→ユニットバス)
- 在来浴室をユニットバスにしたい(在来浴室→ユニットバス)
- 在来浴室のままでリフォームしたい(在来浴室→在来浴室)
ユニットバスであれば、
「古くなってきたので新しくリフォームしたい」
「新しい機能をお風呂に取り入れたい」
といった浴室リフォームをお考えの方が多くなっています。
また在来浴室であれば、
「冬場の浴室が寒いので何とかしたい」
「経年劣化で水漏れを起こしている」
などといった理由やお悩みによるものが多くみられています。
そのため、「ユニットバスに変更したい」というリフォームと「在来浴室のままキレイにしたい」というリフォームに分けることができます。
ユニットバスに変更する場合であれば、現場で組み立てて浴室を作っていくために、工期が短く、安い価格でリフォームできるメリットがあります。
つなぎ目が少ないために、腐食や水漏れのリスクも少ないと言えるでしょう。
在来浴室であれば、形や素材が自由に選べるために、こだわりのお風呂にしたい場合であればおすすめの工法です。
在来工法とユニットバス(システムバス)の違いは、こちらでも解説しています。
1-2. お風呂・浴室リフォームの費用相場
下記のグラフは『水周りリフォーム館』の過去全施工事例の浴室お風呂リフォーム費用価格の分布グラフです。
(※2020年3月時点集計データ)
では、お風呂・浴室リフォームのパターン別に費用相場を見ていきましょう。
◆ユニットバスを新しいものにしたい(ユニットバス→ユニットバス)
ユニットバスを新しいものにする場合、「グレード」「サイズ」によってその相場は異なってきます。
ユニットバスのグレードには簡易的な設備が備わっているローグレードのものから、デザインにこだわりがあり、使い勝手が考えられているシャワーなどが備わっているハイグレードのものまであります。
ローグレードのものであれば、マンションで標準的にみられる0.75坪タイプのものであれば、50万円台から70万円台程度となっています。
断熱材が入っているミドルグレードのものを選ぶと、同じ0.75坪タイプで60万円台から80万円台程度となっています。
また、ハイグレードのものを選ぶ場合であれば、0.75坪タイプで90万円台から110万円前後となっています。
◆在来浴室をユニットバスにしたい(在来浴室→ユニットバス)
在来浴室をユニットバスにする場合には、上記でお伝えした「グレード」に加えて、下地補強が必要となる場合があります。
特に、築20年以上が経過している在来浴室では、タイルのすき間などから水が染み込んでおり、土台や壁が腐食していることがあります。
そのような場合であれば、ユニットバスの費用だけではなく、下地の補強として5万円から15万程度の費用が必要となる可能性があります。
戸建て住宅では、主に0.75坪や1.0坪のユニットバスが多くなっており、
ローグレードなら60万円台から80万円台程度、
ミドルグレードであれば70万円台から90万円台程度、
ハイグレードなら90万円台から110万円台程度
となっています。
150万円以上のハイグレードなユニットバスを設置するご家庭は、同時に断熱工事・シロアリ対策も行う場合が多いです。従いまして、浴室の移動・拡張・増設などで給排水・ガスの工事も必要になるなど価格は高額になる傾向にあります。
◆在来浴室のままでリフォームしたい(在来浴室→在来浴室)
在来浴室でリフォームする場合、「浴槽の素材」「床や壁の素材」によって大きく費用が異なります。
よくみられる浴槽の素材には次のものがあります。
・FRP(強化プラスチック)
・人工大理石
・ホーロー
FRPを使用する場合では、安価でリフォームすることができますが汚れが目立ちやすく、人工大理石やホーローは高額となりますが、汚れにくかったり、お手入れがしやすいメリットがあります。費用感としては、床のタイル張り替えを含めると、次の通りとなっています。
・FRP(強化プラスチック):40万円台
・人工大理石:50万円前後
・ホーロー:50万円台
また、パネルの上張りと呼ばれる、ユニットバスのような素材のパネルを張る工事を行う場合であれば、数万円程度の費用が必要となります。
予算が不安な方はお見積もりの際に最寄りの加盟店会社に確認してみてはいかがでしょうか。
1-3. 50万円〜100万円のお風呂浴室リフォーム事例
◆在来工法のタイル張り浴室をTOTOシステムバスルーム『サザナ』に浴室お風呂リフォーム
魔法びん浴槽・断熱フタで冷めにくいお風呂になりました。
リフォーム費用 | 84万円(税込) |
家屋形態 | 一戸建て |
築年数 | 30年 |
リフォーム部位 | 浴室 |
工事期間 | 5日間 |
【その他の50〜100万円の浴室リフォーム実例】
1-4. 100万円〜150万円のお風呂浴室リフォーム事例
◆ホテルのようなおしゃれなバスルームにしたい!TOTOユニットバスルームラフィアの施工事例
ホテルのようなおしゃれなバスルームにお風呂リフォームして欲しいというご要望でした。
壁の色が高級感があります。
リフォーム費用 | 135万円(税込) |
家屋形態 | 一戸建て |
リフォーム部位 | 浴室 |
工事期間 | 6日間 |
【その他の100〜150万円の浴室リフォーム実例】
1-5. 150万円〜のお風呂浴室リフォーム事例
◆寒冷地仕様の浴室+給湯器!LIXILユニットバスルーム施工事例
浴室・洗面・キッチン・和室をフローリングのお大規模リフォーム。
リフォーム費用 | 230万円(税込) |
家屋形態 | 一戸建て |
リフォーム部位 | 浴室 |
工事期間 | 20日間 |
【その他の150万円〜の浴室リフォーム実例】
1-6. まとめ
全ての水周りを同時にリフォームする方が低価格になりお得!
★浴室リフォームと洗面化粧台等水周りセットのリフォームが多い。
★200万円超のリフォームは給湯器や寒冷地仕様などの住宅が多い。
★10年超の浴室リフォームのきっかけは機能面の動機が多い。
★お風呂リフォームをご検討中の方は、お気軽にご相談ください!★
2.お風呂・浴室をリフォームするときに気をつけておくべきこと
2-1.お風呂・浴室リフォームの失敗例 2-2.お風呂・浴室をリフォームするときに気をつけておくべき5つのポイント |
2-1. お風呂・浴室リフォームの失敗例
● 新しい浴槽にしたら意外に狭く感じた
● 浴室を広くすると冬場が寒い
● 使わない機能が多く費用が無駄になってしまった
● 追加工事が必要となって工期が伸びてしまった
● 素材を変更したらカビやすくなってしまった
リフォームの中でも、お風呂・浴室については需要が高い場所であると言えます。
浴室は毎日、利用する場所であり、しかも入浴は一日の中でリラックスすることができる時間になりますから、やはりリフォームに対する期待感は大きくなるでしょう。
そのような中で「失敗した!」と感じてしまう、上記のようなケースが起きているようです。順番にご説明していきましょう!
◆ 新しい浴槽にしたら意外に狭く感じた
入浴時間を快適に過ごすためには、浴槽の大きさがとても大事なポイントとなります。特に男性が入浴する場合に少々窮屈に感じるということがあります、
そのため、浴槽を選ぶ際には家族全員がゆとりのあるサイズにしておく必要があります。ショールームでは実際に浴槽に入ってみて、入浴時の姿勢になってみることをおすすめします。また、その際に色合いや質感などにも意識しておくと、イメージ通りのリフォームにすることができます。
◆浴室を広くし過ぎて冬場が寒い
お風呂にゆったりと浸かることをイメージして、広くリフォームしたいという方がおられます。
しかし広すぎてしまうと、今度は冬場に寒さを感じやすくなってしまい、浴室を温めることが手間に感じてしまうことがあります。
また広すぎて落ち着かないということもありますから、普段のライフスタイルに合わせた広さを考えておくようにしましょう。
◆使わない機能が多く費用が無駄になってしまった
近年、登場した浴室は、省エネ効果や断熱性に優れている素材、掃除が簡単、カビ対策、耐震対策など、高機能のものがたくさん販売されています。
ジェットバスやミストサウナをはじめとして、美容や美肌にまで効果があるものまで存在します。
しかし、魅力的な機能だと感じても、実際にはそれほど活用しないケースも多く、高機能になればそれだけ価格も上昇することになってしまいます。
そのため、本当に必要となる機能を見定めて、選ぶことがいいでしょう。
◆追加工事が必要となって工期が伸びてしまった
浴室リフォームの工事を始めてみると、シロアリが発生していたり、排水管が水漏れを起こしているようなことも少なくありません。
そのような場合、追加工事が必要となりますが、工事を始めてみないと分からないものも少なくないのです。
浴室を使えないとなると、かなり不便に感じてしまうことになりますから、失敗したと感じることも多いのです。
◆素材を変更したらカビやすくなってしまった
リフォームによって素材を変更したら、カビやすくなってしまったという失敗例があります。
浴室はどうしても湿度が高いので、素材によってはカビやすいものもあります。そのため、カビに強い素材かどうか、確認して選ばねばなりません。
デザイン性だけで選んでしまうと失敗してしまうことがあるのです。
2-2. お風呂・浴室をリフォームするときに気をつけておくべき5つのポイント
● リフォームする時期や工期について
● 相見積もりなどで価格を比較しておく
● 必要な機能を検討しておく
● 業者の過去の実績などを調べておく
● アフターフォロー・補償がある業者を選ぶ
お風呂・浴室リフォームで「失敗した!」と感じることがないようにするためには、上記5つのポイントを意識しておくといいでしょう。
順番に詳しくご説明していきましょう。
◆リフォームする時期や工期について
お風呂・浴室リフォームは、まずその時期について意識しておくといいでしょう。
タイミングとしては設備の耐用年数である15年を目安としておけば、故障などが起きる前に新しい設備に交換することができます。
まだ使えると言ってそのまま使い続けていると、急な故障にあってしまって、大変不便な思いをすることになってしまいます。
また工期も踏まえて、リフォームの時期を考えておくことも大切です。
工事の内容によっては数日間、自宅で入浴ができないことも考えられます。
ご家族のライフスタイルを考えた時に、自宅で入浴できなくなってしまう時期が夏がいいのか、冬がいいのか、みんなで話し合っておくとそれほど不自由なくリフォーム工事を迎えることができます。
◆相見積もりなどで価格を比較しておく
お風呂・浴室のリフォームがどの程度の費用になるのか、なかなか一般の方には相場が分からないのではないでしょうか。
安く済まそうとすると質の悪いリフォーム会社に当たってしまうようなこともあります。費用をしっかりと調べるためには、同じ条件で相見積もりを取っておくといいでしょう。
また、見積りを取った時点で、しっかりと説明のある業者を選べば、安心してリフォームをお任せすることができます。
◆必要な機能を検討しておく
お風呂・浴室リフォームと言っても、さまざまな住宅設備メーカーが存在します。
水周りリフォーム館においては、「TOTO」「LIXIL」「パナソニック」といった国内の一流メーカーを用意しています。さまざまな商品からお好みのものをお選びすることが可能です。
リフォーム会社によっては、提携しているメーカーだけをすすめることになりますが、それでは良さを比較することができません。
お使いになるご家族みなさんで、どのような機能が必要なのか検討しておき、安くて品質の高い製品を選ぶといいでしょう。
◆業者の過去の実績などを調べておく
お風呂・浴室リフォームにおいては、必ず過去にどのようなリフォームを行ってきたのか確認することが大切です。口コミや評判を調べておくこともひとつの方法です。
また同時にお見積り時などに、しっかりとリフォーム内容について説明してくれる業者を選ぶようにしておきましょう。
お見積りの内訳や追加工事の可能性など、納得ができる説明をしてくれるのであれば、安心してリフォームを依頼することができます。
◆アフターフォロー・補償がある業者を選ぶ
お風呂・浴室リフォームは見た目だけではなく、施工後に必要な機能がきちんと使えるか、何か不具合が生じないかということも大切です。
そのため、万が一、トラブルが発生した際には、補償やアフターフォローが必要になります。
保証期間がどのように定められているのか、トラブルの際にはすぐに来てもらえるのかなど、確認しておくようにしましょう。
3.メーカー別のお風呂の特徴
3-1.人気メーカー別マンション用ユニットバスの特徴
3-2.人気メーカー別戸建て用システムバスの特徴 |
3-1. 人気メーカー別マンション用ユニットバスの特徴
◆【TOTO】マンション用ユニットバスの特徴
お風呂をはじめ、水回り設備でお馴染みの『TOTO』。
TOTOのマンション用ユニットバスにおいてはリモデルバスルーム「WHシリーズ」がチーズナブルな価格で人気となっています。
見た目はとてもシンプルでありますが、基本設備はとても充実しています。
戸建て用にも搭載されている機能ですが、「ほっカラリ床」と呼ばれるカラリと乾く床が基本仕様となっています。
すぐに乾きますから、お手入れやお掃除がとてもラクラク。
しかもこの床、踏み心地がとてもよく、膝をついても痛くないのです。
物を落としても衝撃が吸収されますので破損が起きにくく、音も静かなので安心して過ごせます。
断熱性も高いので、お風呂に入ったときの「ヒヤッ」とする感覚がなくなりますよ!
◆【LIXIL】マンション用ユニットバスの特徴
LIXILのユニットバス『リノビオ』は、機能や見た目にこだわりつつも、費用はリーズナブルな人気商品となっています。
『リノビオ』の浴槽は、全体が保温材で包まれている「サーモスバス」になっていることが特徴です。
しかも浴槽のフタにも保温材が用いられているために、一度入れたお湯の温度を長時間キープすることができるのです。
夕方にお子さまが入浴し、夜お父さんが入浴しても(4時間後)、2.5℃程度しか下っていませんので、快適な入浴を楽しむことができます。
排水口のお手入れがとても簡単になっていて、排水時の水流を利用して清潔感を保つことができるように設計されています。
髪の毛などのゴミは「ヘアキャッチャー」にキレイにまとまりますので、お掃除がとてもラクラクなのです。
◆【パナソニック】マンション用ユニットバスの特徴
パナソニックのマンション用ユニットバス「MR-X」は、お風呂のリフォームに特化して作られたプランであるため、洗練されたフォルム、充実した機能を楽しむことができます。
お風呂場のことを「徒歩30秒の楽園」と表現していることからも分かるとおり、シンプルかつ統一された雰囲気を作り出しており、上質に演出されていることから入るだけでも日々を疲れを癒してくれます。
機能面で言いますと、断熱効果にとても優れており、浴槽とフタに発泡ポリスチレン断熱材を使用、いつでも温かいお風呂を楽しむことができ、追い炊きの回数を減らすことも可能です。
浴槽の表面はとても滑らかに作られており、汚れにくい素材になっています。そのため日々のお掃除もラクラクなのです。
床やカウンターも水はけがとてもよく、水あかや汚れがつきにくくなっています。排水口のヘアキャッチャーも、集まった髪の毛が捨てやすい形状になっています。
3-2.人気メーカー別戸建て用システムバスの特徴
◆【TOTO】戸建て用システムバスの特徴
TOTOの戸建て用システムバスで人気があるシリーズは「サザナ」。
こちらもマンション用と同じように「ほっカラリ床」が基本仕様となっていますので、心地の良い踏み心地を実感することができます。
特に戸建ての場合、寒さが気になることが多いのですが、こちらの床はW断熱構造となっていて、2つの層で断熱構造になっていることから冬場の冷気をシャットアウトすることができます。
親水層の効果によって汚れが落ちやすい構造となっており、また膝をついても痛くありませんから、掃除もラクラクです。
浴槽は「魔法びん浴槽」と呼ばれており、断熱効果に優れている浴槽で、5時間経過しても温度低下は僅か2.5℃以内となっています。
またオプションで、水あかが簡単に落とせる素材の鏡、水や皮脂を弾いてくれる浴槽などを導入することも可能です。
◆【LIXIL】戸建て用システムバスの特徴
LIXILの戸建て用システムバスで注目度の高いシリーズは「アライズ」。
そもそもLIXILのお風呂は断熱性にとても優れていて、「いつまで経ってもお湯が冷めない!」と評判になっているのです。
マンション用にも標準装備されていますが、浴槽とふたに保温材が用いられていて、なかなかお湯が冷めない仕組みになっているのです。
お湯を温めなおす必要がありませんので、節約にも繋がりますよね。
しかも床材にも「キレイサーモフロア」と呼ばれる断熱層が施されており、足裏の冷たさを感じることがなく、お風呂上がりの際にも足裏から熱が逃げることはありません。
さらに「エコフルシャワー」は従来のものと比べて最大48%の節水ができるにもかかわらず、心地よいシャワー感を維持することができます。
心地よい入浴を楽しむとともに、省エネにも取り組むことができるお風呂ですね。
◆【パナソニック】戸建て用システムバスの特徴
パナソニックの戸建て用システムバスで注目度の高いシリーズは「FZ」。
マンション用においてもこだわっている部分ですが、デザイン性にとても優れているのが特徴です。
シンプルかつ統一性のあるデザインは、疲れやストレスまで癒してくれるものになるでしょう。
浴槽やカウンター、床に使用されている素材は、撥水性がとても高く、汚れを弾きやすくなっています。
そのため、お掃除しやすくなっています。
また断熱効果がとても高くなっていますので、お湯は冷めにくく、入浴の際のヒヤッとした冷たい感覚で身体が冷えないように工夫されています。
省エネ効果にも優れていると言えるでしょう。
オプションで用意されているアクアマーブル人造大理石の浴槽を選べば、見た目の美しさはもちろんのこと、撥水効果や汚れが付きにくい作用がありますから、日々のお手入れもラクラクです。
4.お風呂や浴室リフォームのポイント
4-1.お風呂や浴室リフォーム4つのポイント 4-2.お風呂や浴室リフォーム3つの注意点 |
4-1.お風呂や浴室リフォーム4つのポイント
● 浴室は癒し空間なので快適性にこだわることが必要
● 使いづらいと健康に悪影響が
● 浴室は転倒などの事故が多い
● お掃除やお手入れがラクなものを
お風呂・浴室のリフォームは、生活する家族みんなが快適に過ごすことができるように取り組むことがとても大切です。
そのためには、見た目の良さだけではなく、実際に活用してみた際の快適性、使いやすさ、バリアフリーなどの安全性、お手入れなどに配慮されたメンテナンス性、などに着目するといいでしょう。
ポイントを4つにまとめてみましたのでご覧ください。
◆浴室は癒し空間なので快適性にこだわることが必要
お風呂・浴室リフォームでの失敗に多いのが、「足がゆったり伸ばせない」「洗い場が狭く感じる」といった『大きさ』によるもの。
新しい設備になり、キレイになったとしても狭いお風呂ではリラックスすることができません。
何となく不自由に感じたままであれば、せっかくリフォームしたのにお風呂の時間が不快なものとなってしまいます。
まずは、展示場において実際に浴槽に入ってみて、いつもと同じような姿勢になってみてください。また洗い場では椅子に座って、身体を洗う動作を行ってみましょう。
そこでリラックスできるくらいの広さを保っておくことが、リフォームの大前提になるものであると考えておきましょう。
◆使いづらいと健康に悪影響が
お風呂場はどうしても寒くなりがちですから、温度差によってヒートショックなど健康に対する影響が大きいと言われています。
脱衣場と浴室の温度差が大きいと血圧の変化によって倒れてしまうことがありますので、高齢者がお住いのご家庭であれば、保温性や暖房機能なども検討しておきましょう。
以前の浴室ではお風呂や脱衣場に小さな窓を付けることが一般的でしたが、近年では換気扇や浴室乾燥機を導入するようになりました。
浴室のカビ対策だけではなく、衣類の乾燥、防犯対策など、さまざまなメリットもありますので、あわせて検討しておくといいでしょう。
◆浴室は転倒などの事故が多い
浴室では裸となり、足元が滑りやすくなってしまうことから、お子さまや高齢の方がお住いの場合においては、転倒事故などが起きないように工夫することも大切です。
近年においては、床材が滑りにくくなっており、水はけも良くなっていますので、転倒しにくくなっています。
滑りやすい床材になっているのであれば、浴槽といっしょに変更を検討してみるようにしましょう。
また水栓金具やタオル掛けなどの位置にも十分注意しなければなりません。
死角になるような場所に設置すると、不意に身体にぶつけてしまうことがありますし、タオル掛けに掴まって外れて、転倒してしまうようなこともあります。
また万が一、転倒したときに救出することも考えておかねばなりません。内開きの扉のままでは外から開けられなくなることがありますので、折り戸に変更することも必要でしょう。
◆お掃除やお手入れがラクなものを
お風呂を快適に利用するには、キレイに保つことがとても大切になります。
しかしお掃除やお手入れが不便であれば、せっかくのお風呂が不快な時間となってしまいます。
そのため、お掃除やお手入れのしやすさに着目することも大事です。
素材によっては汚れがつきにくく、水はけの良いものがありますので、それらを選んでおけばお掃除するのがとてもラクになります。
また、気になる髪の毛などについても、「 ヘアキャッチャー」などが装備されているなど、お手入れが簡単なものがあります。
4-2.お風呂や浴室リフォーム3つの注意点
● 工事中にはお風呂に入れない
● お風呂や浴室リフォームのベストな時期を考える
● 親身になってくれるリフォーム業者を選ぶ
お風呂や浴室リフォームで注意しておかねばならない点は、自宅で大がかりな工事を行うという点にあります。
工事中には生活において不自由に感じる部分も生じますから、どのように工事が進んでいくのか、理解しておくことが大切でしょう。
◆工事中にはお風呂に入れない
お風呂や浴室リフォームの際には、自宅で入浴することができなくなります。そのため、リフォーム中に入浴をどうするのか決めておかねばなりません。
工事内容にもよりますが、ユニットバスを入れ替えるだけでも1日から数日を要しますし、複雑な工事内容になる場合には1週間や10日程度必要になることも考えられます。
近くに銭湯でもあれば問題ないかもしれませんが、そうでなければ入浴の機会を確保しておくことが大切になります。
そのため、夏場にするのか、冬場にするのか、工事をする時期も検討しておくことも必要です。
浴室リフォームの流れを把握しておくようにして、できる限り、不自由のないように工事を進められるようにしましょう。
◆お風呂や浴室リフォームのベストな時期を考える
一般的に浴室の寿命は15年から20年程度であると言われており、そのくらいの年数が経過すると経年劣化によって、何かしらメンテナンスが必要となります。
浴室の壁にひび割れが起きているような場合や床が沈んでしまう場合、排水が流れにくくなっているような場合でも使い続けていれば、大きな不具合となって現れることがあります。
不具合が大きければ大きいほど、大きな工事が必要となる場合があり、費用負担も大きくなってしまうことがあります。
経年劣化が感じられるような年数である場合には、リフォームの時期が来たと捉えて、検討してみるといいのではないでしょうか。
◆親身になってくれるリフォーム業者を選ぶ
リフォーム工事は、依頼してすぐに工事が完了するような簡単なものではなく、工事内容によっては打ち合わせから工事の完了まである程度の期間を要するものになります。
そのため、業者とのお付き合いの時間も長くなりますから、担当者との信頼関係はとても大切なものになります。
不安に感じていることをしっかりと受け止めて、プロとしての提案やアドバイスをしてくれる業者や担当者を探すようにしましょう。
工事内容だけではなく、お見積り内容についてもしっかりと確認しておき、工事終了後にトラブルにならないようにしておくことが大事です。
丁寧に親切に答えてくれる業者や担当者なら安心でしょう。
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<著者情報>
大谷 正浩
ハイウィル株式会社 本部長1961年生まれ 東京都北区出身
大学卒業後、原宿のレディスアパレルメーカーに就職。3年目で営業売上げNo.1を獲得。
他業種での営業力を試してみたくなり、東京ガスの関連会社へ転職。建設業界でのキャリアが始まる。
建築を基本から学び、当時の上司の励ましもあり温水暖房システムTESの販売台数において、東京ガス本社営業部長賞を受賞。
その後システムキッチンの専門会社の社長より誘いを受け、初の水まわり業界へ。
システムキッチンの会社で10年の経験ののち、インテリアリフォーム会社の社長からの誘いがあり、リフォームインテリア業界へ。
2003年、ハイウィル株式会社四代目代表である稲葉と出会い、当時稲葉が設立したばかりの株式会社リブウェルに入社。
得意な水周りリフォームと木造リノベーションを担当。
現在はハイウィル株式会社にて性能向上に特化した、日本初の木造フルリノベーション&リノベーションメディア「増改築.com®︎」にて、水周り住宅設備機器や内装仕様の提案を日々行いながら、全国水まわりリフォームサービス「水周りリフォーム館」において、館長として運営を担当。全国の加盟店と共に水周りリフォームの提案、施工管理業務に従事している。
水周りリフォーム館館長として、テレビ朝日、FM東京での出演経験あり。
趣味は、モータースポーツ観戦(元A級ライセンス、40年間無事故)とハードロック鑑賞。仕事に息詰まったら、XJAPNを聞いて気合をいれている。
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